活動紹介・若手研究者レポート

ゆるやかな間柄の紹介 – 機関詳細

ドイツ学術交流会(DAAD)

概要

ドイツ学術交流会(DAAD)はドイツの大学および学生団体により構成される助成機関で、1925年の設立以来、ドイツ国内外で多数の学生・若手研究者を支援してきました。他にもドイツの大学の国際化や、関連機関に国際的な学術協力の政策に関する様々な情報提供・助言を行っており、1978年に開設されたDAAD東京事務所は、日独間における学術交流発展のための重要な拠点となっています。なお、活動の主な財源はドイツ外務省をはじめとする連邦省、欧州連合から拠出されています。

若手研究者に提供するプログラム

研究奨学金(短期/長期)

博士課程在籍者または若手研究者にドイツでの研究滞在の機会を与え、専門分野におけるさらなる研鑽およびネットワークの構築を支援する。

対象:修士号取得後6年以内、博士課程進学から3年以内、または博士号取得後4年以内の者

支援内容:月額1,200ユーロ、航空券補助、保険料など

支援期間:1~6ヶ月(短期)、7~48ヶ月(長期(※博士号取得を目的とする場合のみ))

https://www.daad.jp/ja/
https://www.facebook.com/DAADTokyo/
https://twitter.com/DAADTokyo
https://www.instagram.com/daad.japan/

大阪国際サイエンスクラブ

概要

大阪国際サイエンスクラブは、1963年に設立され、関西の企業と学識者等が「科学技術の異分野交流」と、「国際交流」を特徴に取組んでいます。約500の会員からなり、注目テーマでの講演会、見学会、海外の識者との交流を行い、毎年海外も視察し、近年は京都大学に協力いただき、ドイツのIndustrie4.0等を視察しています。

若手研究者に提供するプログラム

若手学識者と企業との異分野交流会

若手の学識者に研究内容を発表いただき、様々な分野の企業と意見交換し、新たなニーズや用途の発掘、接点づくりの場としていただきます。

国際交流懇談会

若手研究者による国際研究交流活動に関する発表を通じて、多様な研究活動の動向について学ぶ機会を設けています。これにより、若手研究者へ異分野・異業種のステークホルダーへ自身の研究活動を分かりやすく伝えるトレーニングの機会とするとともに、クラブ会員においては、世界のサイエンスの動向を知る機会としています。

http://www.isco.gr.jp/

中谷医工計測技術振興財団

概要

中谷医工計測技術振興財団はシスメックス株式会社の創業者・中谷太郎により1984年に設立されました。医工計測技術分野における先導的技術開発、技術の交流等を促進し、また人材を育成することにより、医工計測技術の広汎な発展を推進し、我が国ならびに国際社会の発展及び生活の向上に寄与することを目的としています。

若手研究者に提供するプログラム

医工計測技術の技術開発への研究助成と共に若手研究者育成を促進する取り組みを行っています。技術交流助成では大学院生含む若手研究者が海外の大学・研究機関に留学する際の滞在費を助成しています。国際学生交流プログラムでは学部生に海外で研究体験ができる中谷RIES(夏季)、アドバンスト(春季)プログラムを提供しています。欧米学生が日本の大学で研究する双方向プログラムなので、学生間の交流の輪が拡がり研究者としてのキャリアを考える機会となっています。また、博士号を目指す大学院生への奨学金(給付型)も提供しています。

https://www.nakatani-foundation.jp

一般財団法人山岡記念財団

概要

山岡記念財団はヤンマー株式会社の創業者・山岡孫吉翁のドイツへの感謝の気持ちを次世代につなぐために、2016年に設立されました。次世代を担う若者を主な対象として、学術・芸術・スポーツの分野で、日独文化交流の場づくりを行い、持続可能な社会の実現に貢献します。

若手研究者に提供するプログラム

日独の若者文化、ライフサイエンスの若手研究者に対する人文科学系の研究助成を行う。 具体的には以下の4分野を対象とする。 助成額:30万円/件

  1. 映画・音楽・漫画・アートなどに関わる文化・消費活動の動向
  2. ファッション・食生活・居住形態などに関わる生活実態の動向
  3. 教育・労働・恋愛・結婚などに関わるライフスタイルの変容
  4. 移民・マイノリティ・ジェンダー・環境などに関わる社会意識・運動の変容

研究成果の報告会として、シンポジウムを開催、参加者も交えて研究者同士の人的交流を深める。

https://yamaoka-memorial.or.jp/

シュプリンガー・ネイチャー

概要

シュプリンガー・ネイチャーは、175年以上にわたり、研究コミュニティー全体へ最良のサービスを提供することによって発見の進展に貢献してきました。研究者が新しいアイデアを公開することを支援するとともに、出版するすべての研究が重要で着実であり、客観的な精査にも耐え、関心をもつすべての読者にもっとも良いフォーマットで届き、発見、アクセス、使用、再利用、および共有されるようにします。

学術出版社として、シュプリンガー・ネイチャーは、シュプリンガー(Springer)、ネイチャー・ポートフォリオ(Nature Portfolio)、BMC、パルグレイブ・マクミラン(Palgrave Macmillan)、サイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)などの信頼されたブランドを有しています。

若手研究者に提供するプログラム

シュプリンガー・ネイチャーは、世界中の若手研究者をサポートするための幅広いプラットフォームを有しています。ネイチャー・ポートフォリオでは、学術界における競争力を高めるために必要な基礎力の開発を支援する研究者向けのトレーニングであるNature Masterclasses やNature Research Academyを提供しています。また、研究に関連する求人案内だけでなく、ブログや論説を通じて若手研究者向けの大学院およびキャリアへのガイダンスを提供するNature Careersの展開や、パートナー機関との協力のもと、若手研究者による成果を表彰し、キャリアの継続的な成功を支援するNature Research Awardsを実施しています。

さらに、これから研究者を志す学生や若手研究者への支援の一環として、未来博士3分間コンペティションや高校化学グランドコンテストをはじめ、SDGs関連のイベントや出版に関するセミナーの開催を実施しています。

https://www.natureasia.com/ja-jp and
https://www.springernature.com/jp
https://www.facebook.com/NatureJapan and
https://www.facebook.com/SpringerJapan/

ドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京(DWIH東京)

概要

ドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京(DWIH東京)は、世界 5 か所にあるドイツ 科学・イノベーション フォーラムのひとつであり、ドイツの研究機関と革新的な企業を代表する組織として、ドイツ及び日本における学術、研究、イノベーションに関する情報の相互提供を促進し、両国関係者の交流を図り、研究協力関係の構築に尽力しています。2010年の創立以来、DWIH東京はドイツ外務省からの助成を受けており、2017 年よりドイツ学術交流会(DAAD)が運営を担っています。

若手研究者に提供するプログラム

DWIH東京は、イノベーションと研究に関わる様々なテーマのイベントを企画し、各分野をけん引する日独の研究者、企業関係者など学術界と産業界の交流プラットフォームとしての役割を担っています。日独間の有意義な関係を生み出すことを目的とし、連携プロジェクトを支援しています。

また、ウェブサイトおよびニュースレターを通じて、日本とドイツの科学、研究、およびイノベーションに関する最新情報を提供し、ソーシャルメディアにおいてもイベント、公募情報なども発信しています。 ご興味のある方は、ぜひニュースレターにご登録ください。

https://www.dwih-tokyo.org/ja/
https://www.facebook.com/dwihtokyo/
https://twitter.com/DWIH_Tokyo
https://www.youtube.com/channel/UC0r5k2Nro4OUp6-CFxtoIgQ

ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都

概要

ゲーテ・インスティトゥートは、ドイツ連邦共和国の文化機関として、世界各地で活動を展開しています。大阪・京都では、ドイツ語コースを開講するほか、様々な文化・レジデンスプログラムを通して日独間の創造的な文化交流を促進します。また、京都の図書室はドイツの文化、社会に関する情報を提供し、対話の場としても活用されています。

若手研究者に提供するプログラム

Kamogawa Talk「学術とアート・文化の対話」

京都大学と共同で実施する、若者世代の日独交流と、学術とアート・文化の対話を促進するトークシリーズ。ヴィラ鴨川にて、2019年12月にスタート。“Art meets academia”をコンセプトに、アートや社会の様々なテーマについて、研究者、学生、クリエイターだけでなく、広く関心のある方々が、オープンに交流する場を目指します。

https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/osa.html?wt_sc=osaka-kyoto
https://www.facebook.com/goetheinstitut.osaka

海外日本人研究者ネットワーク(UJA)

概要

海外で活躍する日本人研究者コミュニティが2012年に発足し、2016年に法人化しました。(1)留学希望者への情報提供と支援、(2)日本国内外で活躍できるような相互支援の場の提供、(3)教育・研究機関、民間企業、並びに政府機関との情報交換・連携の推進、を通して日本人研究者による科学の発展を促進することを目指しています。

若手研究者に提供するプログラム

・UJA論文賞

海外で活躍する若手研究者を支援するため、優れた論文を発表した日本人研究者の表彰を行なっています。この賞は2015年に根岸英一先生 (2010年ノーベル化学賞) が審査委員長を務めるインディアナ州論文賞(IT-IJC Outstanding Research Paper Award)として当初設立されました。現在は全世界で活動されている研究者の方々を対象に、以下の理念に基づき優秀な科学論文を表彰しています。

1. 優秀な研究者への支援 | 2. 最先端の論文情報を国内外へ発信 | 3. 研究者間の異分野研究交流の促進

https://www.uja-info.org/
https://www.facebook.com/UJAW2015/

NPO法人ケイロン・イニシアチブ

概要

NPO法人ケイロン・イニシアチブは2019年から研究者だけでなく、その家族も含めて包括的に支援する活動を行なっています。家族を伴った留学に関する情報発信や、研究者の家族も活用可能な助成金制度の設立、研究支援団体や家族支援団体などとの連携を進めています。

若手研究者に提供するプログラム

・助成金制度 Cheiron-GIFTs (Cheiron Grant Initiative for Families enabling Tomorrow’s Science)

日本国外の大学や研究機関に所属している、または所属しようとしている研究者に帯同する家族を対象とした新しい助成金制度です。基礎科学や先端技術だけでなく、思想・芸術等の分野において、世界で活躍し日本を主導することを目指す研究者を家族とともに支援します。

対象:日本国外の大学、研究機関及びこれに準じる施設に所属、または所属しようとしている研究者に帯同する「家族」 (研究者自身を含む)  *詳しくはウェブサイトをご覧ください。
支援額:年間一定数の家族に対して100,000〜400,000円程度

https://www.cheiron.jp/
https://www.facebook.com/cheironjp/