【開催報告】第12回APRUマルチハザードシンポジウム2016開催(2016年3月7日(月)-2016年3月8日(火))

APRUは環太平洋地域の主要大学間の相互理解を深め、重要な諸問題に対し高等教育機関の立場から協力・貢献することを目的として設立された大学協会で、現在17カ国・地域の45大学が加盟しています。

APRUネットワークにおけるマルチハザードプログラムの一環として、本学が二日間にわたり開催した第12回の研究シンポジウムでは、国内外の研究者が約100名出席し、第3回国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組2015-2030」における科学技術の役割について、議論されました。

一日目の午前中は、本学 山極壽一総長による開会挨拶に始まり、森純一 国際交流推進機構長およびChristina Schoenleber APRUプログラムディレクターの挨拶のあと、ショウ ラジブ特定非営利活動法人 SEEDS Asia理事長、本学の寶馨 防災研究所長らによる基調講演がありました。

一日目の午後から二日目の午前にかけて、「仙台防災枠組2015-2030」に定められている「災害リスクの理解」、「災害リスク管理のための災害リスクガバナンス」、「強靭化に向けた防災への投資」、「効果的な応急対応に向けた準備の強化とより良い復興(Build Back Better)」の4つの優先事項ごとに設けられたセッションにおいて、参加者による研究発表がおこなわれ、活発な議論が交わされました。

二日目の午後は、「学術界と利害関係者のパートナーシップ」と題し、世界銀行および米国の非営利団体であるSTARTの関係者による講演のセッションがあり、続いて全てのセッションの議長によるパネルディスカッションがおこなわれ、“宣言文(Kyoto Declaration 2016 on Role of Science and Technology in the Sendai Framework for Disaster Risk Reduction)”が発表されました。そして最後に、本学 藤井滋穂 地球環境学堂長、寶馨 防災研究所長、森純一 国際交流推進機構長らからの閉会挨拶があり、盛会のうちに締めくくられました。

本シンポジウムの成果の一つとして、各セッションでおこなわれた研究発表のうち主なものを取り纏めた編著書『Science and Technology in Disaster Risk Reduction: Potentials and Challenges』が発行される予定です。

参加者集合写真

参加者集合写真

総長の開会挨拶

総長の開会挨拶

森機構長挨拶

森機構長挨拶

オープニングセッションの様子(ラジブ特任教授)

オープニングセッションの様子(ラジブ氏)

各セッションの議長によるパネルディスカッション

各セッションの議長によるパネルディスカッション

セッションの様子1

セッションの様子1

セッションの様子2

セッションの様子2

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