職員の海外派遣

< 概要 >
 京都大学ASEAN拠点では、「京都大学若手人材海外派遣事業 ジョン万プログラム」の一環である「事務職員短期派遣プログラム」の枠組みにおいて、事務職員が約6ヶ月の期間にわたって滞在し、オフィス運営の業務に当たっています。本プログラムは、主に若手職員を対象として、海外拠点において国際関係業務を経験し、語学のスキルアップを実現するための機会となっています。
 詳細の情報は、若手人材海外派遣事業 ジョン万プログラムホームページをご覧ください。

<過去の派遣者>
・北脇 舞   総務部人事課(平成27年4月~9月バンコク滞在)
・中久保 愛  医学部付属病院医務課(平成27年1月~3月バンコク滞在)
・戸谷 向平  吉田南構内共通事務部国際企画室(平成26年12月~平成27年3月バンコク滞在)
・城 礼美   工学研究科経理事務センター(平成26年9月~12月バンコク滞在)
・川口 龍馬  財務部経理課(平成26年7月~9月バンコク滞在)
・藤永 澄夫  研究国際部研究推進課(平成26年5月~7月バンコク滞在)

 ●バンコク赴任当時の所属を記載しています。

< 海外拠点赴任職員からの声 >

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氏名:川口 龍馬
所属:財務部経理課
期間:平成26年5月~7月(約3ヶ月)

【拠点での業務】

私が赴任したのは拠点の開所式直後で、滞在中のミッションとしては、日々の業務に加えて、拠点オフィス本格稼働のための環境を整備することでした。これまで準備室で運営していた拠点事務所から現在のオフィスに引っ越し、備品の調達や本格稼働のための諸契約を行いました。オフィス運営環境を整備するため、オフィス管理事務所の方にお願いしたことが、うまく伝わらず、幾度も同じことを管理事務所にかけあったり、学内会計規則との調整のため、拠点長とバンコク市内の主要銀行を走り回ったりと、海外ならではの言語や商慣習の違いで苦労に思うこともたくさんありましたが、拠点長や藤枝URAのご協力もあり、なんとかやりとげることができました。
【これから滞在する方へ】

 ASEAN拠点で非常によい経験ができたと思うのは、大きく2つあります。 一点目は、肩書の違う方々と関わる機会を得たことでした。学内教職員やバンコク市内に拠点を構える国内学術機関のスタッフ、バンコクをはじめとする海外の大学の教職員などと直接関わる機会を得ました。これにより、「京都大学は他の機関からどう思われて、どのような役割を期待されているのか、学内では職員がどう思われて、どのような役割を期待されているのか。」ということを、肌で感じ、自身を客観的に見つめ直す良い機会となりました。帰国後は求められる職員像に少しでも近づけるよう、業務に励み、モチベーションが向上しました。一定の業務を経験されて、マンネリを感じている方、自身のキャリアパスを考えたときにどっかで殻を破りたいを思っている方は、必ず良い経験が出来ると思います。

二つ目は、自身の未熟さを知れたことです。拠点での業務では、「京大では?」という話がよく話題に挙がります。もちろん、私も滞在時、知っていることの方がごくわずかで、全く自分が京大について無知であることに気付かされました。(恐らく他の経験者のみなさんも、少なからず経験されたのではないでしょうか。)これから拠点での業務をされる方々には、だれしもが経験する未熟さをポジティブにとられて欲しいです。 「知らん業務をいっぱい任されるんやったら、(よほどの知識がないと太刀打ちできひんし)行けへん!」 でなく、 「誰もが未熟さを経験するんやから、知らん自分を冷静に受け止め、その知識や機会を得られるよう意識して仕事しよう!」 という思考で臨んでほしいと思います。

ASEAN拠点における職員の業務は会計、総務・人事、国際交流と非常に幅広いです。そのため、自身の知らないことがある反面、これまでの業務経験を誰しもが生かせる環境にあると私は感じました。「何でも乗り越えて、自身を成長させたい」という強い気持ちで臨めば、必ずバンコクでの 経験は非常に有益なものとなると思います。興味がある方は、ぜひ積極的にチェレンジしてみてください。

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氏名:戸谷 向平
所属:吉田南構内共通事務部国際企画室
期間:平成26年12月~平成27年3月(約3ヶ月)

【拠点での業務や感じたこと】

 「戸谷さん、来月からタイに行けますか?」。ある日突如として、私は上司からジョン万プログラムによるASEAN拠点赴任のお話をいただきました。国際系の部署に勤めていながら、実はその時点での海外経験が「台湾3日&アメリカ1週間」しかなかった自分にとって、海外研修は願っても無い好機。「YES」と即答し、拠点に赴任させていただく運びとなりました。

 私がASEAN拠点に滞在したのは三ヶ月余りでしたが、特に心に残っていることは大きく二つあります。一つは、事務職員として「京都大学と海外との懸け橋になる」という実感。もう一つは、大学の国際化に事務制度も対応していく必要があるという気付きです。

 拠点ならではの業務には、留学説明会や、京都大学とASEAN諸国メンバーとの国際会議などがありましたが、なかでも印象深いのは留学説明会でのプレゼンテーションで、100名以上の学生の眼前で京都大学を紹介するというのは私にとって初の体験でした。事務職員は多くの場面で裏方に回りがちだと思いますが、留学説明会の場では、自分が大学と海外とを繋ぐ主体そのもの。他大学の殆どが現地職員によるプレゼンテーションを行うなか自分だけが日本人で英語というハンデはありましたが、興味を抱いた学生がプレゼン後に追加の質問に来てくれた時は、「自分が今まさに、京都大学と海外との懸け橋になっている!」と強烈に実感できた瞬間です。

 そして、大学のグローバル展開には、それに合わせた事務制度の柔軟な運用もまた重要だと気付かされました。例えば、ASEAN拠点のお金は日本式の会計規則に則って使わなければならないものの、現地の慣習にもある程度合わせる必要があります。具体的なところでは、日本で業者に依頼を行うと見積書が出るのが普通ですが、タイでは発行できないという店もあり、本部のサポートを受けつつ代替手段を工夫する場面がありました。他にも、海外事務所に駐在している先生方から、海外での活動に伴う制度面での要望を数多く聞かせていただきました。大学本部では既に国際化に伴う各種の改革に着手されていますが、こと制度面での国際化は、今後事務職員が担うべき大事な役割だと感じています。

 真面目な話が長くなりましたが、業務外の時間は観光や食文化を大いに満喫しました。タイの寺院めぐり、チャオプラヤー川クルーズ、カンボジアのアンコール・ワット訪問…といった定番の観光はもちろん、日常レベルでは毎日屋台で食事をしたり、モタサイ(バイクタクシー)を積極利用したり、現地人と友達になって出掛けたり…。仕事上では日本人と接する機会が意外と多かったので、業務の外ではなるべく現地の文化に溶け込む日々を送りました。

 ASEAN拠点に赴任する機会をいただいて、日頃の業務とは異なるやり甲斐や、気付きを得ることができました。今後更に経験を積む中で、学びを大学にフィードバックしていきたいと思います。

 (1)留学説明会でのプレゼンテーション[Presentation_at _the_Education_Fair]  (4)ラマ8世橋を背に[In_Front_of Rama_VIII_Bridge] (3)屋台での食事[Meal_at_a Food_Stand] 

 

 

 

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氏名:中久保 愛
所属:医学部付属病院医務課
期間:平成27年1月~3月(約3ヶ月)

【拠点での業務や感じたこと】

ASEAN拠点に派遣されるまで、病院事務ということで医事系の業務以外に携わったことがなく、国際系業務はもとより、総務、経理等の業務の知識も海外経験もありませんでした。そんな私ですが、拠点所長、URAをはじめとして、大学内外の多くの方に支えていただきながら、充実した3ヵ月の派遣期間を過ごすことができました。派遣前は大学や拠点に何らかの貢献ができるのか不安で、実際に知識の乏しさや力不足を痛感することも多くありました。一方で、拠点の経理処理から会議の運営など様々な業務を経験し、自分の強みを認識でき、自信を得ることもできました。 バンコクでの生活は、不安だった現地の食事にも適応でき、不自由なく過ごすことができました。業務内外で学内外の方と関わる機会も多く、貴重な繋がりを得ることもできました。休日は拠点派遣のURAに食事や遊びに連れて行ってもらうことも多く、毎週末が楽しみでした。語学面では、2ヵ月目から語学学校に通い、タイ語と英語を学びました。帰国する頃にはタイ語でごく簡単な会話ができるようになり、街を出歩くのもますます楽しくなっていました。 
帰国して病院での業務に戻りましたが、部署の異動もあり、外国人患者への対応の応援で呼ばれる機会が増えました。些細なことですが、このような今の自分の業務でできることから、京都大学の国際化に貢献することができればと思います。そして今後も、派遣中に培った積極的な姿勢を忘れず、広い知識と視野を持って日々の業務にあたるよう努めたいと考えています。

チャオプラヤー川クルーズwith藤枝さん 京都ASEANフォーラム予備会議懇親会にて

 

 

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