UNESCOバンコク事務所でインターンシップ中の、本学地球環境学堂在籍の大学院生Wang Jingyeさんの活動をインタビューしました(10/10)。

UNESCOバンコク事務所でインターンシップ中の、本学地球環境学堂在籍の大学院生Wang Jingyeさんの活動をインタビューしました(10/10)。

UNESCOバンコク事務所は、タイおよび近隣国の教育、科学、文化、コミュニケーション、情報に関する政策展開、人材育成の中核を担う事務所です。当事務所の自然科学部門で、2017年9月~11月末まで、3か月間のインターンシップを実施中のWang Jingyeさん(地球環境学堂・修士課程1回生)の活動を紹介します。

UNESCOでのインターンシップを志したのはなぜですか? 

Wangさんは、本学の地球環境学堂でアジアの再生エネルギー政策を研究に取り組んでおられます。海外へのインターンシップへの関心、プログラム、受け入れ先の決定についてお話をお伺いしました。

Wangさん「少々長くなるかもしれませんが、インターンシッププログラムは、地球環境学堂の特徴のひとつです。学生は、春学期にはおもに講義を受講し、秋学期には国内外の機関や大学でインターンシップを行うことが推奨されています。個人的には、冒険の精神を与えられたのだと思っていますが、自分自身に挑戦し、新しい環境を経験し様々な人々と出会いたい、と思いました。より広い舞台で、国際的な視野をもってより多く、深く学ぶために、国際機関でのインターンシップを行うことを決意しました。そして幸運にも、ユネスコのバンコク事務所自然科学部門に受け入れが決まりました。加えて私は、インターンシップを支援するための補助金を提供している「森里海連環学教育ユニット*CoHHO)」のプログラムを履修しています。このプログラムや、大学院課程と先生方のおかげで、海外で貴重な経験を積み重ねる機会を活用できています。それは、私の将来のキャリアにとって有益なものになるでしょう。」

UNESCOバンコク事務所ではどのような活動をされていますか?

UNESCOバンコク事務所では、ASEAN地域の環境・エネルギー政策に関する最新の国際動向に触れる機会に恵まれているとのことです。また、国際色豊かな職場環境はとても刺激的なようです。

Wangさん「ユネスコの報告書とデータベースをもとに、アジア太平洋地域の再生可能エネルギー政策に関する最新のデータと情報を収集しています。得られる情報はとても貴重なもので、私の修士研究にとっても重要です。国際会議・シンポジウム等も頻繁に開催されています。また、カナダ、フランス、日本、中国、韓国、モンゴル、ミャンマー、シンガポール、タイなど、世界各地の人々とネットワークを築く機会が数多くあります。インターン学生の多くは博士課程で、高度な教育と様々な実務経験を有しています。そのような素敵な人々と一緒に働いているのが楽しいです。」

~今後の活動への抱負、後輩たちへのメッセージ

Wangさん「タイ語を勉強していなかったので、渡航前は少々不安もあり、また現地での実際の生活においても若干の不便はありました。これから海外でのインターンシップを志す方には、できるだけ早く現地での新しい生活に慣れるため、現地語での学習をお勧めします。幸いにも私は、仕事と生活の両方において、助けてくれる友人や上司に恵まれました。ユネスコで得た経験と情報を、修士研究に活かしてゆきたいと思います。また、卒業後はこの経験を活かして、日本やまた国際的な舞台で仕事をしたいと考えています。」

 

ASEAN拠点では、本学の学生の東南アジアにおける活動を応援し、今後も情報を発信してまいります。

*森里海連環学教育プログラムは、自然と共生した持続可能な社会づくりに向けて、国際的に活躍できる人材の育成を目指し、海外でのインターンシップ機会を推進しています。

http://www.cohho.kyoto-u.ac.jp/


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