第2回日独ジョイントレクチャー開催報告「日本文化におけるフィクションと虚構性ー〈私小説〉と〈オタク文化〉」


2017年2月22日に、第2回日独ジョイントレクチャー「日本文化におけるフィクションと虚構性ー〈私小説〉と〈オタク文化〉」を開催し、留学生や教員を含む20名を超える参加者が集まりました。

ハイデルベルクで開催する最初の日独ジョイントレクチャーとなる本レクチャーは、講師に本学人文科学研究所の大浦康介教授、コメンテーターにハイデルベルク大学東アジア研究センター日本学科のユディット・アロカイ准教授を迎えました。

まず開会の挨拶に代え、ハイデルベルク大学トランスカルチュラル・スタディーズセンターのハラルド・フース教授が両大学の交流について紹介。続いて大浦教授がフィクションを特徴とする「私小説」(I-novel)と、物語消費や二次創作を特徴とする「オタク文化」について講演しました。両者はともに日本的な側面を持ちながらも思想的には対照的なものであるという独自の切り口から、様々な事例を挙げつつ両者を比較分析しました。「私小説とオタク文化はどのように関連づけられるのか」という疑問を提示して発表を終え、アロカイ准教授を交えてディスカッションを行いました。

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大浦先生による講演 レクチャーの様子

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