2017年10月1日、本学の山極壽一総長とフランス国立科学研究センター(CNRS)のアラン・フックス (Alain Fuchs) 総裁が学術交流協定更新の覚書に署名しました。今回の調印式は、京都国際会館で開催された「第14回STSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)」に出席するためのフックス総裁来日にあわせて行われたものです。
両機関は2013年に協定を締結し、特に科学・物理分野において研究交流を行ってきました。その例として、「Chiral nanostructures for photonic applications」、「Photo-active nanomaterials with cooperative and synergetic responses」、「Impacting materials with light and electric fields and watching real time dynamics」の3つのテーマにおける日仏複数の大学、研究機関による国際共同研究所の開設が挙げられます。
また、2015年から2年間、CNRSの研究者が京都大学へ派遣され、開発された新技術を企業へ移転するためのクロスプロモーションを推進しました。
今回の協定更新によって、このイノベーションと技術移転に関するパートナーシップの継続も可能になりました。今後両機関で一層の共同研究を進めるとともに、企業・CNRS・京都大学3者間の研究協力の発展を目指していきます。
関連リンク
・京都大学・熊本大学・ボルドー大学国際共同ラボの開設を祝うキックオフミーティ ングが開催されました :
https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/news/20151006_2733/
・フランス国立科学研究センター(CNRS)国際共同ラボ事業キックオフシンポジウムを開催 “Japan France Workshop on Photo-active Nanomaterials with Cooperative and Synergetic Responses” :
https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/news/news-asean-news/20170411_4074/
・材料分野の日仏共同研究所「IM-LED」開設(外部リンク) : https://jp.ambafrance.org/article10924