【間:AI DA】活動紹介・若手研究者レポート
【イベント】大阪国際サイエンスクラブ国際交流懇談会 「最新のXR(クロスリアリティ)技術が繋ぐ、学術界と産業界の対話の近未来」
大阪国際サイエンスクラブ + 京都大学 学術研究支援室 【間:AI DA】チーム
日時:2020年12月8日(17:30-:19:30)
講師: 中島 沙恵子(京都大学医学研究科 講師)
    足立 剛也 (京都府立医科大学 特任講師、海外日本人研究者ネットワーク(UJA)代表理事兼会長)

 

イベント: 大阪国際サイエンスクラブ 国際交流懇談会

タイトル:「最新のXR(クロスリアリティ)技術が繋ぐ、学術界と産業界の対話の近未来」

講 師 : 中島 沙恵子(京都大学医学研究科 講師)
      足立 剛也 (京都府立医科大学 特任講師、海外日本人研究者ネットワーク(UJA)代表理事兼会長)

日時・会場: 2020年12月8日(17:30-19:30) 、大阪科学技術センタービル 6 階 605 号室|Zoomを使用したオンライン会議

プログラム: 案内はこちら

 

間:AI DAパートナーの大阪国際サイエンスクラブ 国際交流懇談会において、若手研究者が講演しました

【開催報告】

2020年12月8日、大阪国際サイエンスクラブ 国際交流懇談会を共同で企画・実施し、オンサイト・オンライン合わせて約30名が参加しました。

前半の講演では、京都大学医学研究科の中島沙恵子 講師が、米国留学を経て取り組まれている皮膚疾患に関する研究、牽引される免疫アレルギー疾患研究 10 か年戦略次世代タスクフォース(Engage-TF )の活動、そしてJapan XR Science Forum 2020 in US Midwest について報告しました。

後半は京都府立医科大学・海外日本人研究者ネットワーク(UJA)代表理事兼会長の足立剛也 講師が、UJAやHFSP(Human Frontier Science Program)、ケイロン・イニシアチブ等の若手研究者の国際的な研究交流を推進する取り組みについて紹介。続いてMicrosoft Project Users Forum (MPUF)枷場博文 事務局長の協力を得て、最新の XR 技術を活用した仮想空間の国際フォーラムのデモンストレーションを行いました。デモンストレーションにはドイツからボン大学病院 酒井貴史 研究員、シンガポールから皮膚科学研究所(SRIS)の夏秋洋平 研究員が参加し、仮想空間内でポスター発表を行い、ドイツとシンガポールにおけるコロナ下の状況について意見交換をしました。

質疑応答では、こうした若手研究者のボトムアップによる相互支援の取り組みやXR 技術の可能性が学生や社会全般に広く伝わることで、国際的な場で活躍する若手研究者と社会との垣根のない交流の機会に繋がってゆくのではないか、という期待が数多く寄せられました。
その一方で、ネットワークシステムや個人情報管理などの法整備といった現状の課題も議論となり、広く活用されてゆくためには、まず海外の日本人研究者への普及を起爆剤として国際的に展開し、研究者と技術開発者が連携しながらプラットフォームを整備してゆく必要性が認識されました。

研究支援の場でもこうした最新の XR 技術を活用してゆくことは、ポストコロナ時代における若手研究者と国際社会の交流の場に留まらず、さらなる研究開発や技術開発の場への応用にもつながる可能性として期待されるでしょう。

 

 
中島講師の講演  

XR空間におけるデモンストレーション(足立講師)

【懇談会の概要】

新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延により、学術界も産業界もその交流の形は一変しました。 国際社会の中でどのように知見を共有してゆけばよいのかという課題に直面する中で、海外の日本 人若手研究者のボトムアップの発意から、世界で初めてバーチャル空間に研究者と家族が参加するサイエンスフォーラム”Japan XR Science Forum 2020 in US Midwest (7 月、米国) ”が実現しました。
そこでは、世界 中の研究者が国や分野の垣根を超えて、「細胞×最新技術」、「免疫・アレルギー×皮膚」といった 知見を交換・議論し、新しい学術と社会の対話のあり方として注目されています。

今回の国際交流懇談会では、日本と欧州をオンラインで繋ぎつつ、最新の XR 技術を活用した仮想空間の国際フォーラムの場に、実際に皆様をお招きします。
また、上記のフォーラムでプレゼン テーション・アワードを受賞された京都大学の中島講師より、最新のプレゼンテーション手法によ る「フォーラム参加を通した免疫アレルギー研究を中心とした国際動向」についてご報告頂きま す。
最新の技術を用いた仮想空間の中での国際会議の雰囲気を存分にお楽しみ頂けますので、IT 関連の方はもとより、VR などの仮想空間にご興味のある方は是非ご参加下さい。

なお、今回は大阪科学技術センタービル会議室にてご講演頂きますが、新型コロナ感染症の影響 により会場の収容人数を制限する関係上、Zoom を活用したオンラインでのご聴講も可能としてい ます。皆様のご参加をお待ちしています。

 

*大阪国際サイエンスクラブは、関西地域における学識経験者・経営者・研究者・技術者の方々の交流拠点として、 また科学技術の各分野の情報交換・ 提供を目的とした講演会・セミナー・見学会等を開催しています。

 

【参考】

Japan XR Science Forum 2020 in US Midwest (2020 年 7 月 11-12 日)

 バーチャルリアリティー(VR;仮想現実)会場で、通常学会とオンライン学会の良さが交配された空間が、 コロナ下で若手研究者のボトムアップの発意で実現。京都大学医学研究科 / ENGAGE-TF の中島沙恵子 講師が「免疫・アレルギー×皮膚」セッションで皮膚常在微生物に関する研究成果を発表し、presentation award を受賞。

◯ Engage-TF : 免疫アレルギー疾患研究 10 か年戦略次世代タスクフォース

免疫アレルギー疾患研究の未来を担う医師・研究者とともに、特定の分野にとどまらない新しい連携を通 じたセレンディピティの創出を推進。
厚生労働省により策定、関連する 7 学会からの推薦メンバーによっ て構成され、国際的な研究者育成や人材育成基盤の構築を推進。国際的な研究者育成・ネットワーク形成 を目的に、国内の主要な学会で「留学のすゝめ」という海外留学や国際ネットワーク形成促進を活性化す るイベントを企画・実行している。
また、重要な研究課題に関する若手研究者を中心としたチームを学会 の枠を超えて形成し、課題解決を図る活動を、産官学民連携に基づく多様な視点から展開している。