e-ASIA 共同研究プログラム キックオフワークショップを開催しました。

e-ASIA 共同研究プログラム キックオフワークショップを開催しました。

生存圏研究所 渡辺隆司 所長・教授の研究課題が、JST e-ASIA共同研究プログラム「代替エネルギー」分野で採択されたことを受け、20191013日にバンコク・ウィンザースウィートホテルにおいて、キックオフワークショップを行いました。ワークショップには、本課題「サトウキビ収穫廃棄物の統合バイオファイナリー」に参画する京都大学生存圏研究所・エネルギー理工学研究所・エネルギー科学研究科、タイの国立科学技術開発庁(NSTDA)およびチェンマイ大学、インドネシア科学院(LIPI)、ラオス国立大学の他、ラオス科学技術省、科学技術振興機構(JST)、在タイ日本国大使館、インドネシアの製糖企業Ptpn X、京都大学ASEAN拠点などから23名が集まりました。

冒頭では、小林義英(e-ASIA共同研究プログラム・プログラムコーディネーター)より、プログラム概要説明が行われた後に、Mr. Chittaphong Ackhavong(ラオス科学技術省、Department of Planning and Cooperation, Deputy-Director General)より開会の挨拶が行われました。引き続き渡辺教授より本プロジェクトの概要と計画について紹介がなされ、その後、プロジェクトを構成する5つのグループより各共同研究の計画について説明がなされました。

本共同研究では、現在、野焼きされ大気汚染の原因ともなっているサトウキビ残滓を、4カ国間の共同研究を通じて、経済性の高いバイオマスの成分分離技術、高機能セルファクトリー、高効率な燃料や化学品への変換プロセスを構築することを目指しております。国分牧衛・JST戦略的国際共同研究プログラム・研究主幹よりサトウキビ原産地であるASEAN地域において、サトウキビ収穫廃棄物の統合バイオファイナリーの新たな技術の実現へ期待が寄せられました。本プロジェクトの副研究代表あるDr. Verawat ChampredaNSTDA-BIOTECサブプロジェクトリーダーより閉会の挨拶がありました。

なお、この課題は、「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点持続可能開発研究の推進(JASTIPJASITPNet」共同研究パートナーとの研究活動が契機となり発展したもので、今回の会議には福原JASITPコーディネーターも参加されました。京都大学ASEAN拠点でも今後も多国間での研究協力が発展し、若手研究者の育成に繋がるよう支援しております。

 

 

 


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