京都大学欧州拠点メールニュース No.61 オンラインサマースクール参加募集中です


今年度は新型コロナウイルスの影響により、多くの大学がサマースクールの中止や延期を余儀なくされました。しかし、いくつかの大学ではオンライン実施へ変更し、現在参加者を募集しています。(詳細は以下「3. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報」に記載)時差の問題はありますが、日本に居ながら欧州のプログラムに参加できるチャンスとも言えます。
欧州の各大学では、現状下でいかに国際交流を行うか常に検討を続けています。今後、オンラインでの交流という新しい取り組みが増えてくるかもしれません。欧州拠点のWEBサイトやFacebookページからも情報を発信していきますので、ぜひご覧ください。

 

【欧州に滞在中の学生・研究者のみなさんへ】

 現地のニュースや滞在国の日本大使館のWEBページ、外務省のたびレジに登録すると届くメール等を通じて情報収集を行ってください。我々もサポートを続けるべく、各国の情報収集を行っています。情報が足りない等の悩みや不安があれば、どうぞおひとりで抱え込まぬよう、メールにてご一報ください。

 

今月の目次

1. 欧州拠点Now!
2. 国際共同研究のための外部資金公募情報
3. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報
4. 欧州拠点関連のイベント情報
5. その他の情報

 

1. 欧州拠点Now!

■ハイデルベルク便り

 

今回は、欧州の現状と合わせ、ポストコロナの社会の在り方について問いかけています。

欧州の国々でも感染者数の減少、制限緩和の動きが見られるようですが、決してまだ終息を迎えたわけではありません。経済へのダメージをEU全体としてどのように補償していくのか、危機が峠を越えた後の社会の二極化にどう向き合うのか、そして大学など高等教育のあり方がどのように変化していくのか。

皆さまの考えるきっかけにしていただければと思います。

 

なお、長文のため本稿の全文及び日本語訳はFacebookページに掲載いたします。

 

It’s almost 100 days after the outbreak of COVID-19 in Europe. Finally, the number of infections is dropping and rates stabilize due to the strict measures taken by most European countries. This new development led many administrations to start loosening the lockdown restrictions. But this progress is fragile and the crisis is far from over…

(Read more→ https://www.facebook.com/kuec.heidelberg/ )

 

■その他

 

○ #KyotoWithCOVID 記事拡散のお願い
新型コロナウイルスが猛威を奮っていた最中は、まずは目の前の問題に対処することが優先されてきました。その状況から少し落ち着いた今、世界各国では出口戦略の模索が始められています。京都大学は減速していた国際交流をギアチェンジして新たに推進するためには、まずはお互いの国の状況を知ることが重要だと考えました。海外拠点ではそれぞれのFacebookページを通し、京都大学や京都の町の現状を発信し始めています。
#KyotoWithCOVIDが関連記事の目印です。情報の拡散にどうぞご協力ください。
欧州拠点Facebook:https://www.facebook.com/kuec.heidelberg/

 

○情報提供のお願い
コロナ禍を経験した今後の国際化推進のあり方を検討するため、欧州の各大学の取り組みや活動再開に向けた見通しなど、情報収集を進めています。もし欧州大学の情報をお持ちの方がおられましたら、情報提供をお願いいたします。
連絡先:info_eu@oc.kyoto-u.ac.jp 

 

(調査項目)

・On-campus活動再開に向けた準備状況

・On-line等を活用した国際交流活動の準備・実施状況

・物理的な移動を伴う国際交流活動再開の見通し

 

 

2. 国際共同研究のための外部資金公募情報

 欧州の研究機関、財団、大学が提供するグラント・フェローシップを中心に、本学の研究者が応募可能な公募情報を
随時収集・配信しており、そのなかでも、特に関心が高いと思われるものを選りすぐってここに紹介しています。
拠点の特集ページ(https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/research/grants/)や“fund It”(https://fundit.fr/en)と
呼ばれる情報ポータルには、他にも多くのグラント・フェローシップが掲載されていますのでぜひご覧ください。
なお、学内事務を通じた応募が求められる場合、各部局での締め切りが1-2週間前に設定されることがありますのでご注意ください。

 

■日・ドイツ共同研究「神経科学分野」

・募集課題:①Macroscale neuronal connectivity for psychiatric disorders、②Clinical Connectomics for Deep Brain Stimulation and repetitive Transcranial Magnetic Stimulation、③Multi-scale mechanisms in stroke and epilepsy

・助成期間:3年
・助成金額:576万円程度(1課題あたり年間)
・締  切:7月1日
・参  考:https://www.amed.go.jp/koubo/03/01/0301B_00066.html

 

■EIG CONCERT-Japan 第7回共同研究課題募集「レジリエント、安全、セキュアな社会のためのICT」

・募集課題:AI, IoTなど様々なICTを活用した、自然・人為的災害、都市化・過疎化、高齢化、サイバー攻撃、エネルギー・資源・食糧問題などの社会課題の解決に向けた取り組み
・助成期間:3年
・助成金額:上限1800万円
・締  切:7月17日
・参  考:https://www.jst.go.jp/inter/program/announce/announce_ict2020.html

 

■ベルモントフォーラム国際共同公募「土壌と地下水の持続可能な社会利用をめざして」

・募集課題:①気候変動、炭素循環、土壌と地下水の持続可能性について、②人為的に改変された生態系について(自然資源の大規模採取を含む)、③生態系機能の維持と向上にむけた短期的、長期的なプロセスの調整
・助成期間:3年
・助成金額:1000万円程度(1課題あたり年間)
・締  切:7月23日(事前登録〆切)、8/24(申請〆切)
・参  考:https://www.jst.go.jp/inter/program/announce/announce_belmont_soils2020.html

 

■日本-EU共同研究 「高度バイオ燃料と代替再生可能燃料」

・募集課題:低コストのバイオエネルギーキャリア、非食料・非飼料の高度バイオ燃料及び代替再生可能燃料(水素除く)を得るための、新しい触媒及び実験室規模のコンポ-ネント・システムで、かつ変換効率性と限界費用削減に十分な改善がなされているもの
・助成期間:3〜3.5年
・助成金額:上限5,000 万円程度(間接経費30%を含む)
・締  切:9月1日
・参  考:https://www.jst.go.jp/inter/program/announce/announce_eujoint_horizon2020.html

 

 

3. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報

欧州協定校の短期留学プログラムのうち、オンラインによるサマースクール開講案内のあった大学をご紹介します!
また拠点の特集ページをリニューアルし、欧州の各大学のサマースクール情報を一覧にまとめて掲載していますのでぜひご覧ください。
!New! https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/study/seasonal_schools/

 

■ボルドー大学
・締め切り:6月7日
・テーマ :COVID-19 in Africa: multidisciplinary insights
・開催期間:2020年6月22日-6月26日
・詳  細: https://bss-africanstudies.u-bordeaux.fr/en/#Rubrique_1064

 

■フンボルト大学
・締め切り:6月1日~30日(コースによる)
・テーマ :多分野(12コース)
・開催期間:2020年6月15日-8月14日(コースによる)
・詳  細: https://huwisu.de/courses/online_summer/

 

 

4. 欧州拠点関連のイベント情報

■日独ジョイントレクチャーの講演者募集中!

日独ジョイントレクチャーは、相互にオフィスを持つハイデルベルク大学と京都大学が、
双方の学術交流の深化と発展を目指して不定期に開催しているもので、これまでに全17回を
開催しています(https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/research/jd-joint-lecture/)。
欧州拠点では、講演者としてご登壇いただける方を随時募集しております。
欧州に滞在または訪問予定でジョイントレクチャーにご関心をお持ちの教員の方は欧州拠点
までお知らせください。

※今年度開催について、現在検討中です。

 

 

5.  その他の情報

■京大人社系海外出版書籍のオープンアクセス化事業について
欧州拠点U R A が所属する京都大学学術研究支援室(KURA)では、本学の人文・社会科学系研究者が海外の出版社から出版した英文書籍の一部をオープンアクセス(OA)化する事業を試行的に実施しました。
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/act/694/

今年度は試行的な実施ですが、ダウンロード数の増加等の効果が認められた場合、次年度以降、本格的に国立大学経営改革促進事業における取組みの一つとして位置付け、KURAはそのサポートにあたる予定です。
OA化された書籍(Brill社1冊、Routledge社16章)に関しては、下記をご参照下さい。

Brill https://brill.com/view/title/24008?rskey=LGG9P9&result=1
Routledge https://www.routledge.com/go/Kyoto-University-open-access-chapters

 

■新型コロナウイルス感染症への対応について
日本学生支援機構(JASSO)が奨学金や各種留学生支援事業、イベントの取り扱いについて、情報を発信しています(https://www.jasso.go.jp/sp/news/1327624_5021.html)。

■海外留学支援サイト
・運  営:日本学生支援機構(JASSO)
・詳  細:https://ryugaku.jasso.go.jp/

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京都大学欧州拠点
拠点所長:河野 泰之
スタッフ@ハイデルベルク:ベアンド・キルヒナ
スタッフ@京都:神野 智世子、園部 太郎、鮎川 慧、坂本 翼、小澤 亜耶

Address:Augustinergasse 2, 69117 Heidelberg
Tel:(+49) (0)6221 54 30034
Email:info_eu@oc.kyoto-u.ac.jp
[WEB] https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/
[Facebook] https://www.facebook.com/kuec.heidelberg/
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■バックナンバーはこちら
http://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/mailnews/

■メールニュースへの登録・退会
登録・退会をご希望の方は氏名・所属(学内の場合は部局名、肩書等)・メールアドレスを、退会希望の方はその旨を欧州拠点までお知らせください。

■個人情報の取り扱いについて
ご登録いただいている個人情報は、本拠点のプライバシーノーティス(メールニュース登録者用)に準拠し、適正に取り扱ってまいります。
https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/privacynotice/privacynotice_newsletter/


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