京都大学欧州拠点メールニュース No.86 「ハイデルベルク大学国際連携文化越境専攻の渡日説明会に参加しました」


ハイデルベルク大学トランス・カルチュラル・スタディーズセンター(HCTS)は本学文学研究科と、通常の交換留学プログラムに加えて2018年から修士課程の国際共同学位プログラムを有しています。 先般、そのいずれかのプログラムで秋から京都での滞在を予定しているハイデルベルク大学の学生向けに対面での説明会が行われ、欧州拠点も声をかけていただきました。両大学のコネクティングポイントとしてハイデルベルク大学京都オフィスの担当者と一緒に、お互いのオフィスを紹介する機会を得たものです。

ベルクハイム・キャンパスにあるHCTSに集まった学生たちは、当地に滞在していた本学文学研究科のビヨルン・オーレ・カム講師の非常に具体的で実質的な説明に熱心に耳を傾けていました。

科目履修の方法や語学授業のことから健康保険や住居、更に京都で自転車に乗るときの留意事項など生活面まで内容は多岐にわたります。学生たちの質問も途切れることがありませんでした。
「京都での滞在を延長することができますか」という質問には複数の学生が反応、日本への関心の高さを伺わせます。

会場には本学からの留学生もおり、学生ならではの視点でハイデルベルクの学生にアドバイスをしていました。

説明会の後、そんな留学生たちと雑談する時間があったのですが、円安と急激な当地のインフレで節約生活を強いられている様子も垣間見えつつ、「週末も学生寮で課題に取り組んでいます!」と笑顔で語ってくれて頼もしさを感じました。欧州拠点はそんな双方の学生たちにとって、困ったら相談できる存在でありたいと思っています。

 

今月の目次

1. 欧州拠点 Now!
2. 国際共同研究のための資金公募情報
3. 若手研究者のための情報
4. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報
5. その他の情報

1. 欧州拠点 Now!

欧州拠点が現地での活動を再開して1ヶ月半、初めて第三国出張でベルギーの大学を訪問しました。

ドイツのアーヘンを出発する列車に乗ると、車掌さんの流暢なドイツ語→フラマン語→フランス語→英語のアナウンスが聞こえてきました。国境を超えて20分ほど走ると、次の停車駅はベルギーのリエージュ、アナウンスはフランス語→フラマン語→ドイツ語→英語に切り替わります。

そこで乗り換えてさらに30分、最初の目的地のルーベンに到着しました。

世界でトップ50に入るKU Leuven大学の所在地です。

KU Leuvenは多岐にわたる研究分野で国外から研究者を受け入れる、研究インターンシッププログラムを積極的に導入しており(「若手研究者情報」の項目参照)、本学はパートナーに選ばれた日本の3大学のうちの1校です。

2020年に全学学術交流協定・学生交流協定が締結された後のプログラムで、コロナが少し落ち着いてきたことを受けて上述プログラムを含めた交流の後押しをしていきたいと話し合いの機会が設けられました。

続いて訪れたのはKU Leuvenの姉妹大学、UC Louvainです。元々は一つの大学だったのが1970年にフラマン語のKU Leuvenとフランス語のUC Louvainに分離、独立したUC Louvainために作られた街は、車やバイクの通行が禁止されていて歩行者フレンドリー。学生らは落ち着いたルーバンの町と約30km離れたEUの首都でもあるブリュッセルを行き来しながら充実した学生生活を送っているとのことでした。

3つの公用語に象徴されるように、ドイツとは違う多様性をはらんだベルギー。

年末にはベルギーの王女の来日が予定されているとのことで、訪日団に加わる各大学もその準備が始まったタイミングと重なり、本学に対する関心も一際となった訪問でした。

 

2. 国際共同研究のための資金公募情報

海外のファンド情報をお探しの方はこちら↓
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/support/minkan/kaigaisearch/

■ オポチュニティ・グランツ助成金(スイスと日本の共同研究支援)(NEW)

■ JSPS日独共同大学院プログラム

■ 在日フランス大使館ポスドク・研究者向け研究滞在給費(SSHN)

  • 締  切:随時受付、随時審査
  • 申請資格:博士号を持つ若手及び中堅以上の研究者
  • 募集分野:全分野
  • 助成期間:15 日から最長 2 カ月(6 カ月まで調整可能)
  • 助成金額:滞在費と日仏間の往復航空費
  • 概  要:https://www.dropbox.com/s/cmp4z4eoi8lnaic/SSHN.pdf?dl=0[o1]

■ 京都大学-DAADパートナーシッププログラム(2023-2024)

  • 締  切:2022年9月15日(木)
  • 申請資格:詳細は概要参照、派遣対象は博士学位取得後5年以内の研究者
  • ・募集分野:全分野
  • 助成期間:2023年4月~2024年3月31日(京大)
  • 助成金額:ECRsの滞在費と日独間の往復航空費等
  • 概  要: a href=”https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/support/ekkyo/aida/Kyoto-daad2023/”>https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/support/ekkyo/aida/Kyoto-daad2023/

■ JSPS二国間交流事業 共同研究・セミナー

  • 締切:2022年9月6日(火)17:00(学内締切:8月上旬 見込み)
  • 申請資格:下記URL参照
  • 募集分野:全分野
  • 採用予定数:下記URL参照
  • 助成期間:1〜2年
  • 助成金額:250万円以内/会計年度
  • 概  要:https://www.jsps.go.jp/j-bilat/semina/shinsei_bosyu.html

 

3. 若手研究者のための情報 (NEW)

■ ハンブルク大学との若手研究者交流支援二次公募(学内限定)(NEW)

  • 募集期間:2022 年8 月 2 日(火)6:59 まで
  • 派遣対象者:本学の助教、大学院生、研究員
  • 申請者:本学常勤の教員(教授、准教授、講師、助教)
  • 助成額:1研究者当たり最大40万円/3,000ユーロ
  • 採択件数:5名程度実施期間:2022年10月中旬-2023年3月上旬
  • 概要:https://yari.research.kyoto-u.ac.jp/fund-search/detail.php?id=5863

■アーヘン工科大学 Advanced Research Opportunities Program (AROP)

■ KU Leuven Research Internships
世界でトップレベルのKU Leuven大学(ベルギー)は、本学を含むGlobal Exchange Partner を対象に研究インターンシップを公募しています。あらゆる研究分野で数多くのポジションが提供されていますので、海外での研究滞在を検討中の方はぜひ、同大学のウェブサイトをご覧ください。

 

4. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報

■ハンブルク大学サマースクール(オンライン)

  • 開催期間:2022 年 7 月 11 日(月)~8 月 5 日(金)
    (時差を勘案して、2 つのグループに分けて実施されます)
  • プログラム:Language Diversity, Education and Social Participation
    (一週目はドイツ語の語学コースになります。既にドイツ語のレベルが C1/C2 に達してい る場合は、語学コースを受講せずにその分の受講料ディスカウントを受けることも可能です。)
  • 受講費:150 ユーロ(本学学生はうち 20%を減額免除)
  • 備 考:2 枠分の受講料免除有り。希望の場合は早めに欧州拠点に問い合わせ下さい。
  • 詳細:https://www.uni-hamburg.de/en/internationales/aktivitaeten/summer-school.html

■ アーヘン工科大学サマースクール(オンライン)

 

5. その他の情報 

■ 新型コロナウイルス感染症への対応について
日本学生支援機構(JASSO)が新型コロナウイルスの対応に関する情報を随時、更新して います
(https://ryugaku.jasso.go.jp/link/link_safety/)

■ 海外留学支援サイト

■ Kamogawa Talk Vol.3「光とこころ」
Kamogawa Talk は、“Art meets academia“をコンセプトに、ゲーテ・インスティトゥー ト 大阪・京都 と京都大学学術研究支援室(KURA) が共同実施する、若者世代の日独交流と、学術とアート・文化の対話を促進するトークシリーズです。次回は 5 月 27 日(金)18 時から、「光とこころ」をテーマに実施します。

※詳細は近日中にコチラ↓にてご案内します。
https://www.facebook.com/間-AI-DA-348580759138548/

 


京都大学欧州拠点
拠点所長:横山 美夏
スタッフ@ハイデルベルク:ベアンド・キルヒナ
スタッフ@京都:神野 智世子、園部 太郎、鮎川 慧、小山田彩

Address:Augustinergasse 2, 69117 Heidelberg
Tel:(+49) (0)6221 54 30034
Email:info_eu@oc.kyoto-u.ac.jp
[WEB] https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/
[Facebook] https://www.facebook.com/kuec.heidelberg/


バックナンバーはこちら:https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/mailnews/

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https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/privacynotice/

 


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