京都大学欧州拠点メールニュース No.90 「HeKKSaGOn x L-INSIGHTプログラム ”Seven Dialogues for Future Research and Science with Early Career Researchers” が開催されました」


2022年12月2日にHeKKSaGOn x L-INSIGHTプログラムが前年に続いてオンラインで開催されました。

これはL-INSIGHT(世界視力を備えた次世代トップ研究者育成プログラム)のフェロー7名が未来の研究課題のために、今こそ議論すべきだと考える超領域的なテーマを設定、ドイツの大学・研究機関の研究者と対話を行なったものです。

冒頭、欧州拠点所長の横山美夏教授からの歓迎挨拶ののち、各フェローがブレイクアウトルームに分かれて座長を務めながら、自身が設定したテーマについてさまざまな研究領域の研究者と活発な議論が交わされました。

欧州拠点はドイツ側大学・研究機関とL-INSIGHTの担当者の間を繋ぐリエゾンオフィスとして、若手研究者が掲げる問いを分野横断的に議論し深めることの意義を確認しながら、そのサポートに務めました。

2023年も欧州拠点は若手研究者の支援を柱の一つに掲げて活動して参ります。

皆様のご支援を引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 
<開催報告>

 

今月の目次

1. 欧州拠点Now!

2. 国際共同研究のための資金公募情報 

3. 若手研究者のための情報 

4. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報

5. その他のイベント情報

 

1. 欧州拠点Now!

2022年の締め括りには、欧州拠点が関わるさまざまなイベントが京都で開催されました。

まず、12月13日にハイブリッド形式で日独ジョイントレクチャーが2年9ヶ月ぶりに復活しました。

ハイデルベルク大学のピーター・コンバ教授をスピーカーに、本学からは高等研究院の北川進特別教授、理学研究科の北川宏教授の2名がコメンテータで登壇され、それぞれの豊富なご経験から研究にとって必要な情熱、創造力、忍耐力などについて語ってくださいました。

翌14日はアンスティチュ・フランセ理事長が「文化と環境政策:イマジネーション、クリエーション、アクション」と題する講演をフランス語でされました。授業後の時間に多くの学生が集まり、活発な質疑応答も行われて本学学生にとって貴重な機会提供となりました。

更に12月21日から本学の総合博物館で開催されているのが「世界を変えた研究の原動力:Fascination of Science」という写真展です(撮影はドイツを代表するフォトアーティスト)。本展では本学の森重文特別教授や山中伸弥教授をはじめ、世界の著名な研究者や未来を担う若手研究者38名のポートレートが、自身の研究の原動力となった大切な言葉や特徴的なモチーフを手に表して展示されています。欧州拠点は主催者として、来館者が研究者との対話を想像し、その中で本学の研究者が世界で卓越した知の創造を担っている歴史を感じて欲しいと考えています。

写真展は2023年1月15日まで開催されていますのでぜひ、お運びください。

 

2. 国際共同研究のための資金公募情報

海外のファンド情報をお探しの方はこちら↓

https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/support/minkan/kaigaisearch/

HFSP(ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム)2023年度研究グラント

  • 募集期間:2023年3月21日までにレター・オブ・インテント(研究概要)を提出。
         別途、2023年3月30日 までにリファレンスナンバー取得が必要。
  • 募集分野:生体の精妙かつ複雑なメカニズムに焦点を当てた革新的、学際的、かつ新規性を備えた基礎研究
  • 対  象:2ヶ国以上の研究者、合計2~4名からなる国際共同研究チームが対象
  • 助成期間:3年
  • 助成金額:30万 USドル(2人チームの場合)〜50万 USドル(4人チームの場合
  • 概  要:https://www.hfsp.org/funding/hfsp-funding/research-grants

※    学術研究展開センターでは、グラントに関する情報提供のほか、申請にあたっての相談、レター・オブ・インテントのブラッシュアップ支援を行っています。申込方法など、詳細は、次のサイトを参照ください。

■ DAAD(ドイツ学術交流会): ドイツの大学や研究機関での研究滞在

 

3. 若手研究者のための情報

■ 「若手研究者の海外留学・海外転職、再考—– パンデミック後の研究キャリア選択」

  • 日時:2023年1月27日(金)13:00-17:30
  • 場所:京都大学百周年時計台記念館2F国際ホールⅢ・オンライン(要申込)
  • 対象:大学院生、ポスドク、研究者、URA等研究支援担当者
  • 詳細:https://www.l-insight.kyoto-u.ac.jp/event/kura_pj_r4/

■ Reconnect Travel Grant(ブリティッシュ・カウンシル)

  • 対  象:特に若手研究者(合成生物学、海洋科学、感染症、ヘルシーエイジング、
  •     クリーンエネルギー、ロボティクス、先端材料、量子技術分野)
  • 対象期間:2023年4月1日から2024年2月28日までの最大 4 か月間
  • 締め切り:2023年1月24日午後11時59分(英国時間)
  • 金  額:12,000 GBP
  • 詳  細:https://yari.research.kyoto-u.ac.jp/fund-search/detail.php?id=6105

■ 一般財団法人山岡記念財団2023年度研究助成

  • 申請締切: 2023年1月31日(火)
  • 研究テーマ:「日本と欧州(ドイツ語圏)の若者文化・ライフスタイルの研究」
  • (1)映画・音楽・漫画・アートなどに関わる文化・消費活動の動向
  • (2)ファッション・食生活・居住形態などに関わる生活実態の動向
  • (3)教育・労働・恋愛・結婚などに関わるライフスタイルの変容
  • (4)移民・マイノリティ・ジェンダー・環境などに関わる社会意識・運動の変容
  • 助成期間:2023年4月1日~2024年1月31日
  • 助成金額: 30万円
  • 詳細:https://yamaoka-memorial.or.jp/research_grant/index.html

■ ベーリンガーインゲルハイム株式会社

■ スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)フェローシップ:EPFLeaders4Impact

  • 募集期間:2022年11月22日〜2023年3月1日(中央欧州時間17:00 )
  • 募集分野:EPFLがカバーする研究分野全て
  • 対  象:Experienced researchers (博士課程学生または4年間のフルタイムの研究経験)
  • 助成期間:12、18、24または36ヶ月
  • 概  要:EPFLが創設したポスドク向けの新しいフェローシッププログラム
  • 詳  細:こちら

■ アーヘン工科大学 Advanced Research Opportunities Program (AROP)

■DAAD(ドイツ学術交流会):ドイツの大学や研究機関での研究奨学金(短期)

 

4. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報

学内限定のKULASISページに短期プログラムに関する情報等が掲載されています。
https://www.k.kyoto-u.ac.jp/internal/information_detail?no=4049(学内限定)

■ ハイデルベルク大学サマースクール ”Germany and the new Europe”(対面)

  • 開催期間:2023年8月3日(木)〜30日(水)
  • 申込締切:2023年6月15日(木)
  • 受講料:730ユーロ(受講料免除枠あり)
  • 詳細:https://www.zuv.uni-heidelberg.de/international/ferienkurs/index_en.html

■ チューリヒ大学サマースクール

  • 開催期間:2023年7月2日(日)〜21日(金)
  • 申込締切:2023年4月24日(月)
  • 受講料(宿泊費込み):3,450スイスフラン(本学学生向け奨学金あり)
  • 詳細:https://www.summerschools.uzh.ch

■ ウィーン大学サマースクール International and European Studies 2023

  • 期間:2023年7月15日(土)〜8月12日(土)
  • 申込締切:2023年4月30日(日)
  • 受講料:2,250ユーロ
  • 詳細:https://shs.univie.ac.at

■ シェフィールド大学短期コース(オンライン)

  • 開催期間:2023年5月15日(月)~5月25日(木)
  • プログラム:Advanced Simulation Methods
  • 締 切:2023年5月15日
  • 対象者: 医療経済モデリングに関する基本的な知識者
  • 受講費:599ポンド
  • 備 考:ライブセッションと録音された教材、セッションの合間に行う演習を
  •      組み合わせて行われる。
  • 詳細:https://www.sheffield.ac.uk/scharr/modules/online-advanced-simulation-methods

■ ローザンヌ大学 「バイオサイエンス学部における研究プログラム サマースクール2023」

  • プログラム:UNIL Summer Undergraduate Research Programme in the Biological Sciences
  • 開催期間:2023年7月3日(月)~8月25日(金)
  • 締 切:2023年5月15日
  • 対象者: 生物学または医学の分野の学士課程在籍中の学生(応募時に2年生または3年生)、
  •      十分な英語力、優れた成績(学部を1年だけ修了した人、または最終学年にいる人は対象外。
  •      また、修士課程、博士課程の学生も対象外)
  • 参加費・受講料・奨学金:認められた参加者全員には全ての費用を含む奨学金が支給。
  •  (授業料、生活費、渡航・スイス国内交通費)
  • ※渡航費の支給上限は1,200スイスフラン
  • 詳細:https://www.unil.ch/eb-sur/home.html
その他、学内限定のKULASISページにも短期プログラムに関する情報等が掲載されています。
https://www.k.kyoto-u.ac.jp/internal/information_detail?no=4049(学内限定)

 

5.  その他のイベント情報

■日独シンポジウム「日独対話から考える食の未来」(ウェブ開催)

  • 開催日:2023年1月25日(水)
  • 時間:18:00-20:00 (JST) 10:00-12:00 (CET)
  • 言語:日独同時通訳
  • 主催:ベルリン日独センター
  • 詳細・申込:https://jdzb.de/ja/events/71167

■ 欧州分子生物学研究所シンポジウム(ハイブリッド)

  • 開催期間:2023年5月8日(月)~5月11日(金)
  • プログラム:The Cellular Mechanics of Symbiosis
  • 締 切 :オンサイト参加:2023年1月15日(日)| オンライン参加:2023年3月1日(水)
  • 参加費: オンサイト:600ユーロ(博士課程学生)700ユーロ(研究者)
  •  |オンライン:125ユーロ(博士課程学生)175ユーロ(研究者)
  • 詳 細:https://www.embl.org/about/info/course-and-conference-office/events/ees23-01/

 


■ 新型コロナウイルス感染症への対応について

日本学生支援機構(JASSO)が新型コロナウイルスの対応に関する情報を随時、更新しています。

https://ryugaku.jasso.go.jp/link/link_safety/

■ 海外留学支援サイト

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京都大学欧州拠点

拠点所長:横山 美夏

スタッフ@ハイデルベルク:神野 智世子、ベアンド・キルヒナ

スタッフ@京都:園部 太郎、鮎川 慧

 

Address:Augustinergasse 2, 69117 Heidelberg 

Tel:(+49) (0)6221 54 30034

Email:info_eu@oc.kyoto-u.ac.jp

[WEB] https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/

[Facebook] https://www.facebook.com/kuec.heidelberg/

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バックナンバーはこちら:https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/%e6%b4%bb%e5%8b%95/mailnews/

 

 


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