EU-Japan Workshop on Big Data for Sustainability and Tourism(3/8・ハンブルク)


3月8日、本学(情報学研究科)とキール大学の共催、ハンブルク大学および国連世界観光機関(UNWTO)の協力を得て開催された、持続可能性とツーリズムにおけるビッグデータの活用をテーマとしたワークショップの運営を支援しました。

京都大学情報学研究科の佐藤彰洋助教は、2015年に本学の学内研究支援資金SPIRITSの枠組みにより京都でワークショップを開催したことを契機に、“Challenge in Data Science”をキーワードとし、欧州の様々な大学組織と、研究交流機会を続けています。

ハンブルク大学で開催された本ワークショップには、本学から、デザインスクール教員4名、学生4名(工学、情報学、経営管理大学院所属)が参加、ほかブレーメン大、ドイツ航空宇宙センター(DLR)、トリノ工科大等、さまざまな機関から参加がありました。

当オフィスからは、ワークショップ冒頭に、ドイツにおける本学の活動について紹介を行いました。本学の教員からは、政府の統計データに基づくツーリズムの傾向、スマートツーリズムのデザイン、ツーリズムにおける“不便益”(不便であったほうが良かったこと)などをテーマとした研究発表がありました。

後半には、本学デザインスクールの学生4名による発表が行われ、“不便益“の考え方に基づいて企画された「ミスてらーツアー」や「左折オンリーツアー」などのユニークな京都の街歩きツアーについて紹介されました。

「持続可能性とツーリズム」という課題については、今後も引き続き、研究者交流を通じて議論されてゆく予定です。
世界的な観光都市である京都に根付いた本学が、欧州との協働の中でより多くの貢献を果たしてゆくことが期待されます。

 

[関連ウェブサイト]
・会議ウェブサイト:http://www.hl.iue.fh-kiel.de/EUJP2017/

・世界メッシュ研究所: http://www.fttsus.jp/worldgrids/ja/homepage/ 
(京都大学情報学研究科 佐藤彰洋助教)

・不便益システム研究所: http://fuben-eki.jp/whatsfuben-eki/
(京都大学工学研究科 川上浩司教授)


欧州拠点から、本学とドイツの交流に関する紹介


佐藤彰洋 助教(情報学研究科)の発表


川上浩司教授(工学研究科)による、
不便益に関する発表


デザインスクール学生による発表

 


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