「欧州拠点5周年記念式典」を開催(9/11・ハイデルベルク)


2019年9月11日、京都大学欧州拠点は設立5周年記念式典を執り行いました。2014年5月3日にハイデルベルク大学内で産声を上げた本拠点は、学生や研究者の教育研究活動支援を軸に、欧州の各大学・研究機関との情報交換やイベント企画・出展等を通じ、欧州域内で着実にネットワ-クを構築してきています。本式典は、そうした活動の中で出会い、意見を交わし、支えてきてくださった方々に感謝の意を伝える場として企画したものです。欧州の各協定校、ドイツ学術交流会(DAAD)、JSPSボンオフィス等の研究支援機関、ミュンヘン総領事館、ハイデルベルク市等から、計50名の参加者をお迎えし、今後の拠点運営の糧となる貴重な機会となりました。

 

式典はセレモニ-とレセプションの二部構成で、第一部のセレモニ-は、山極壽一総長による挨拶で開会しました。総長が京都と欧州を繋ぐ「窓」としての拠点の役割に触れたことを受け、続くハイデルベルク大学のBernhard Eitel学長もその祝辞でその「窓」に言及し、欧州拠点のもつ役割の重要性を述べられました。さらに欧州で事業を展開されている本学の同窓生を代表して、森雅彦様(DMG森精機株式会社代表取締役社長)より、欧州に大きな基盤を持つ産業界からの視点での祝辞をいただきました。続いて欧州拠点スタッフからもこれまでの活動と今後の展望についての発表を行い、この5年間の歩みをいくつかの特筆すべき取り組みとともに紹介しました。欧州拠点スタッフからは、これまでの5年間の歩みを紹介するとともに、それら実績を作るためのface-to-faceの関係づくりが拠点の存在意義の一つであることを述べました。本学同窓生の清水健太郎教授(チュ-リヒ大学/欧州洛友会)による基調講演では、ご自身の経験や研究内容を踏まえた研究の国際化についてお話いただきました。

山極寿一総長による開会挨拶

Bernhard Eitel学長による祝辞

記念品交換の様子

DMG森精機株式会社森雅彦様による祝辞

 

 

チュ-リヒ大学清水健太郎教授による基調講演

欧州拠点スタッフによる発表

続く第二部のレセプションは貴賓室のBel Etageに場所を移して行われ、欧州の協定校であるボルドー大学の副学長Prof. Dr. Laurent Servant様からの心温まるご祝辞に続き、本学交換留学生からも経験談を交えた祝辞を受けました。終盤には、本学学生団体の京大工房が企画・作成した記念品(五重塔を模した栞、Kyoto Origami Bookmark)の製作過程や、学生からのメッセージを紹介し、最後は河野泰之拠点所長による謝辞をもって閉会しました。参加者同士による新たな交流がたくさん生まれていたのが印象的で、欧州拠点の新たな5年を見据えた関係づくりは、すでに始まっているように感じました。

稲葉カヨ理事による乾杯挨拶

Laurent Servant副学長による祝辞

本学交換留学生による祝辞

Kyoto Origami Bookmarkの紹介

レセプションの様子1

レセプションの様子2

 

今回ご招待できなかった方々も含め、ひとえに、みなさまの多大なるご支援のもと、5周年という一つの節目を迎えることができました。拠点員一同、あらためて感謝申し上げます。今後とも欧州拠点をどうぞよろしくお願い申し上げます。


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