活動紹介・若手研究者レポート
【イベント】2021年度京都大学図書館機構講演会「オープンデータとしての学術論文」
主催:京都大学図書館機構
日時:2022年2月15日(火)13:00~17:00
会場:Zoomミーティング(オンライン)開催

 

イベント:2021年度京都大学図書館機構講演会「オープンデータとしての学術論文」

主 催 :  京都大学図書館機構

日 時 : 2022年2月15日(火)13:00~17:00 

会 場 :Zoomミーティング(オンライン)開催(要事前申込)

 

2021年度京都大学図書館機構講演会「オープンデータとしての学術論文」

京都大学図書館機構は、国際シンポジウム「オープンデータとしての学術論文」を開催します。
本シンポジウムは、2018年度の京都大学・DAAD パートナーシップ・プログラム(京都DAADプログラム)の採択者である西岡千文助教(京都大学附属図書館)が、京都DAADプログラムの助成を受けてドイツ国立科学技術図書館に訪問した際に構築したネットワークにより実現されました。(京都DAADプログラム報告書:「知識フローの学術情報流通へ向けた学術情報のナレッジグラフの構築と応用を目指して・・・とその後の展開」
大学図書館職員や学術情報流通に関心のある研究者および本講演テーマに関心のある方は、ぜひご参加ください。

 

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京都大学図書館機構は、京都大学重点戦略アクションプラン「オープンアクセス推進事業」の活動の一環として国際シンポジウム「オープンデータとしての学術論文」を開催します。
オープンデータは「制度面ならびに技術面における再利用性が確保された情報公開の枠組み」と認識されており、学術論文の制度面における再利用性の確保については、オープンアクセス運動で広く取り組まれてきています。一方、学術論文の技術面における再利用性の確保、すなわち機械可読性の実装については、タイトル、著者といった一部のメタデータでは実現されていますが、学術論文のその他の要素では十分に実現されていません。
本講演会では、「オープンデータとしての学術論文」に向けて、学術論文の参考文献リスト、本文という要素に注目した機械可読性の実現についての取り組みを紹介します。学術論文の参考文献リストのオープンデータ化、すなわちオープン・サイテーションについては、2019年度図書館機構講演会で扱っていることから、本講演会ではオープン・サイテーションの近年の動向を、人文社会学系分野の文献での実践例とともに扱います。また、本文の機械可読性の実現の取り組みとして、ドイツ国立科学技術図書館が中心となって欧州で進められているOpen Research Knowledge Graphを扱います。これらの講演によって、未来の学術情報流通像、そのために大学図書館ができることを考える機会としたいと思います。

<日時>

2022 年 2 月 15 日(火)13:00~17:00

<場所>

Zoomミーティング(オンライン)開催

<定員>

300名(申込先着順)

<参加費>

無料

<対象>

大学図書館職員、学術情報流通に関心のある研究者および本講演テーマに関心のある方(一般公開)

<使用言語>

日本語/英語(字幕・通訳付き)

<詳細・申込方法>

京都大学図書館機構

申込方法:上記リンク先の「申込用Webフォーム」からお申し込み下さい。(申込締切:2022年02月14日(月)17:00)

<プログラム>

13:00-13:15 趣旨説明:北村由美、西岡千文(京都大学附属図書館)

【第一部:オープン・サイテーション】
13:15-13:35「OpenCitations: crossing one billion citations and beyond」(※字幕付き)
  Silvio Peroni (I4OC共同設立者/ボローニャ大学)
13:35-13:55「オープン・サイテーションの実践1:京都大学図書館機構における紀要論文のオープン・サイテーションに向けた取り組み」
  西岡千文 (京都大学附属図書館)
13:55-14:15「オープン・サイテーションの実践2:Building the Humanities Citation Index (HuCI): why and how?」(※字幕付き)
  Matteo Romanello (スイス連邦工科大学ローザンヌ校)
  Giovanni Colavizza (アムステルダム大学)
  Silvio Peroni(I4OC共同設立者/ボローニャ大学)
14:15-14:30 休憩

【第二部:Open Research Knowledge Graph(ORKG)】
14:30-15:15「Introduction to the Open Research Knowledge Graph」(※字幕付き)
  Lars Vogt, Sören Auer, Allard Oelen, Vitalis Wiens (ドイツ国立科学技術図書館)
  公開済み動画(https://av.tib.eu/media/52956)に字幕を付与したものを配信
15:15-15:45「What can University Libraries do for Open Research Knowledge Graph?」(※字幕付き)
  Sören Auer (ドイツ国立科学技術図書館)
15:45-16:00 休憩

16:00-17:00【第三部:質疑応答、ディスカッション】(※逐次通訳付き)
  Sören Auer (ドイツ国立科学技術図書館)
  Giovanni Colavizza (アムステルダム大学)
  Silvio Peroni (I4OC共同設立者/ボローニャ大学)
  Matteo Romanello (スイス連邦工科大学ローザンヌ校)
西岡千文 (京都大学附属図書館)