京都大学-国立台湾大学シンポジウム2014
開催日:
開催概要
趣旨
京都大学は、世界に卓越した知の創造を行う大学として一層発展し、真のトップレベル大学としての地位を確立することを目標に、2013年6月に国際戦略「2x by 2020」を策定しました。その一環として、海外他大学との共催で、全学的な国際シンポジウムを毎年開催しております。
国立台湾大学とは、2013年12月に台湾で第一回シンポジウムを開催し、本年9月に京都大学にて、「京都大学-国立台湾大学第二回共催シンポジウム」を開催する運びとなりました。
本シンポジウムを通じて、両大学が多様な学術成果を広く世界へ発信することにより、国際社会における本学のプレゼンスを高め、両大学間の国際共同研究の推進に寄与することを目的とし、多岐にわたる14分野のパラレルセッションにおいて、最先端の研究発表が行われます。
多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
パラレルセッション:
- Advanced Disaster Prevention and Mitigation
- Agriculture
- Biology
- Electrical Engineering and Computer Science
- Humanities
- Law
- Management
- Medicine
- Museum
- Nanoscience and Technology
- Natural Hazards and Global Change
- Public Health
- Research and Development
- Social Sciences
プログラム
プログラム全体
September 1st (Monday)
9:00-9:30 受付
9:30-10:20 開会式
@ 京都大学 百周年時計台記念館 1階 百周年記念ホール
- 開会の挨拶: 京都大学 総長 松本 紘
- 開会の挨拶: 国立台湾大学 学長 楊 泮池
- 京都大学紹介: 京都大学 国際担当理事 三嶋 理晃
- 国立台湾大学紹介: 国立台湾大学 国際事務所長 張 淑英
10:10-10:20 調印式
10:20-10:50 写真撮影・コーヒーブレイク
10:50-12:00 基調講演
@ 京都大学 百周年時計台記念館 1階 百周年記念ホール
- 野田 進 教授 (京都大学大学院 工学研究科 電子工学専攻) “Manipulation of Photons by Photonic Crystals”
- 陳 建煒 教授 (国立台湾大学 医学院) “NTU SPARK Program — Facilitate Medical Product Development at University”
12:00-13:00 ランチ
@ 京都大学 百周年時計台記念館 2階 国際交流ホールII & III
※参加は発表者のみ
13:00-13:30 会場移動
13:30-18:00 パラレルセッション 1
※Managementセッションは13:10-18:00
※Nanosienceセッションは14:00-17:50
18:00-19:00 会場移動
@ ブライトンホテル
特別講演 河野 泰之 教授 (京都大学東南アジア研究所所長) ”Exploring Asia: Studying on and working with Asian neighbors”
September 2nd (Tuesday)
8:30-9:00 会場移動
9:00-12:00 パラレルセッション 2
※Nanosienceセッションは8:40-11:50
12:00-13:00 ランチ
@ 各会場
13:00-15:00 パラレルセッション3 or 博物館見学ツアー
※Nanosienceセッションは12:40-14:30
※博物館見学ツアーへご参加の方は、13時半に博物館1階ロビーに集合
15:00-15:30 会場移動・コーヒーブレイク
15:30-16:45 ラップアップセッション
@ 京都大学 百周年時計台記念館 1階 百周年記念ホール
16:45-17:00 Closing Ceremony
@ 京都大学 百周年時計台記念館 1階 百周年記念ホール
- 閉会の挨拶 国立台湾大学副学長 Dr. Liang-Gee CHEN
- 閉会の挨拶 京都大学 研究担当理事 吉川 潔
開催報告
2014年9月1-2日の2日間にわたり、本学にて「第2回 京都大学―国立台湾大学 共催シンポジウム」を開催しました。
発表者は京大からは118名、台湾大学からは116名に及び、聴講者も含めた参加者は総勢300人を超えました。
研究者たちは14セッションに分かれて各々の研究発表を行い、学術交流を図りました。

9月1日 開会式での集合写真
1日目
開会式
まず松本 紘 京都大学 総長、楊 泮池 国立台湾大学 学長からのご挨拶で、シンポジウムは開幕しました。
次いで、京都大学からは三嶋 理晃 国際担当理事、台湾大学からは張 淑英 国際事務所長が、両大学の紹介を行い、両大学の歴史や概要、最新の研究成果について触れられ、両校にはいくつかの共通点があることが指摘されました。

三嶋 理事による京都大学紹介

張 先生による台湾大学紹介
基調講演
基調講演は、両大学で最先端の研究を進める教授によって行われました。
本学からは野田 進 教授 (京都大学大学院 工学研究科 電子工学専攻) が高性能超小型レーザーの開発について、国立台湾大学からは陳 建煒 教授 (国立台湾大学 医学院)が医療関係の技術を商品化する産連推進事業についてお話しされました。
会場からもたくさんの質問が上がり、活発な質疑応答となりました。

野田 先生による基調講演

張 先生による台湾大学紹介
協定の締結セレモニー
また本シンポジウムでは、両大学の教員や研究者交流に関する大学間協定と、 両大学間で実施するダブルディグリープログラムに関する大学間協定について、両学長による締結署名式を行いました。
これらの協定によって、本学と国立台湾大学は、そのパートナーシップをさらに多層的かつ戦略的に強化し、国際共同研究や研究者・学生交流を推進することになります。

サインセレモニーでの両学長
懇親会
懇親会でも河野 泰之 教授 (京都大学 東南アジア研究所 所長) による特別講演が行われました。
さらに本学の学生によるアカペラが披露され、学術交流シンポジウムにおける懇親会にふさわしい盛り上がりをみせました。

河野 先生による特別講演
2日目
ラップアップセッション
前日に引き続き各分野別のセッションが行われた後、全セッションから2日間の討議成果や今後の両大学の共同研究の展望についての報告が行われました。
閉会式
陳 良基 国立台湾大学副学長、吉川 潔 研究担当理事による閉会の挨拶で、2日間にわたるシンポジウムは盛況のうちに閉幕しました。
今後、このシンポジウムの経験や成果を踏まえ、両大学間で国際共同研究や交流が推進され、多様な学術成果を広く世界へ発信されることを期待しています。今回ご多用中にもかかわらずご参加いただいた皆様に、御礼申し上げます。