京都大学 国際シンポジウム INTERNATIONAL SYMPOSIUMS 国際シンポジウム

Kyoto-Swiss Symposium 2016

Kyoto-Swiss Symposium 2016

開催日:

開催概要

趣旨

日本・スイス国交樹立150周年の前年、平成25年(2013年)11月に第1回Swiss-Kyoto Symposiumがチューリヒ大学、チューリヒ工科大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校の三大学と共同で開催されました。これは哲学、生物、エネルギー、経済、再生医療など多岐に渡る分野をテーマに日本とスイスの豊富な研究蓄積を集結させることで、共通の課題解決に戦略的に取り組む共同研究チームを組織する契機となりました。

それから約3年、我々は科学技術の進歩の恩恵を受ける一方で、情報化社会、グローバル社会が新たな問題を生み、解決するべき課題が増えているという現実にも直面しています。ここで今一度、チューリヒ大学と京都大学が最先端の知見を持ち寄り、日本・スイス両国の智が人類社会の真の豊かさに貢献し、発展が期待される学問領域において交流促進を図るべく、第2回のシンポジウムを開催するものです。

日時

平成28年10月31日(月)-11月1日(火)の2日間

場所

京都大学 吉田キャンパス内 国際科学イノベーション棟

セッション

1. 高齢化
2. 霊長類の形態と行動
3. 植物・環境学
4. 情報社会
5. 美術史
6. 再生医療

 謝辞

The organizers of the Kyoto – Swiss Symposium 2016 would like to express their profound gratitude to the faculty, staff, and students of the two participating institutions for their tremendous efforts and dedication towards making the symposium possible.

We hope that this symposium will be a significant step in advancing academic cooperation between Switzerland and Japan, and we humbly ask for your continued support and collaboration in the future.

University of Zürich
Kyoto University

プログラム

Overall Program

Day1 1日目:

会場:京都大学 吉田キャンパス 国際科学イノベーション棟

9:30-10:00 参加登録
10:00-10:55 開会式
10:05-10:10 開会の挨拶 京都大学 山極寿一総長
10:10-10:15 開会の挨拶 Christoph Hock, Vice President Medicine and Science, University of Zurich
10:15-10:20 来賓の挨拶 Matthias Frey, Science & Technology Office Tokyo, 在日スイス大使館
10:20-10:30 京都大学紹介 京都大学 稲葉カヨ 国際担当理事
10:30-10:40 チューリヒ大学紹介 Yasmine Inauen, Director, International Relations Office, University of Zurich
10:40-10:45 ギフトエクスチェンジ 総長・副理事
10:45-10:55 写真撮影
10:55ー11:10 コーヒーブレイク
会場:国際科学イノベーション棟5階ホワイエ
11:10-12:15 基調講演
11:10-11:40 基調講演”A Breakthrough Human Cancer Therapy” 京都大学 湊長博 研究担当理事
11:45-12:15 “Antibody Therapy of Alzheimer’s Disease” Christoph Hock, Vice President Medicine and Science, University of Zurich
12:15-13:30 昼食
会場:5階ホワイエ
13:30-17:30 パラレルセッション
・高齢化
 会場:会議室5b
・霊長類の形態と行動
 会場:ミーティングルームF
・植物・環境学
 会場:シンポジウムホール
・情報社会
 会場:会議室5a
・美術史
 会場:ミーティングルームE
・ 再生医療
 会場:会議室1

Day2 2日目:

会場:国際科学イノベーション棟

8:10 ホテルより会場へバス送迎(再生医療セッションは、CiRA会場途中下車)
9:00 パラレルセッション
・高齢化
 会場:会議室5b
・霊長類の形態と行動
 会場:嵐山モンキーパークいわたやま見学
・植物・環境学
 会場:シンポジウムホール
・情報社会
 会場:会議室5a
・美術史
 会場:ミーティングルームEと京都大学総合博物館見学
・再生医療
 会場:iPS細胞研究所 第2研究棟 1階会議室
12:00-13:00 昼食
会場:国際科学イノベーション棟5階ホワイエ
13:00-14:00 ラップアップセッション
14:00-14:10 閉会式
14:00-14:05 閉会の挨拶 Prof. Christoph Hock, Vice President Medicine and Science, University of Zurich
14:05-14:10 閉会の挨拶 京都大学 北野正雄 教育担当理事

開催報告

「The 2nd Kyoto – Swiss Symposium 2016」を開催しました。(2016年10月31日、11月1日)

チューリヒ大学と共同で、「The 2nd Kyoto – Swiss Symposium 2016」を2日間にわたり開催しました。本学とチューリヒ大学の研究者、スタッフ、学生、ほか関係者合わせて約150名が参加しました。

2013年11月にチューリヒにおいて開催された第1回目のシンポジウム以後、チューリヒ大学とは生命科学、植物学(環境学)、人類学(動物学)、等の分野において、本学の学内資金であるSPIRITSや科研費等の外部資金を獲得、活用し、密な共同研究が行われてきました。第2回シンポジウムは、これらの連携を持続させ、かつ今後新たな交流が期待されるいくつかのテーマに関して、研究者交流の機会を創出することを目指しました。その結果、今回は「高齢化」、「霊長類の形態と行動」、「植物・環境学」、「情報社会」、「美術史」、「再生医療」の6領域を対象とした分科会を実施することとなりました。

シンポジウム1日目の午前は開会式と基調講演を行いました。開会式では、山極壽一 総長、Christoph Hock チューリヒ大学副学長による開会の挨拶の後、Matthias Frey 駐日スイス大使館科学技術部長より挨拶がありました。続いて稲葉カヨ 理事・副学長より本学の紹介および本学とチューリヒ大学との協働状況に関して報告があり、Yasmine Inauen チューリヒ大学国際部長より、チューリヒ大学の紹介がありました。続いて行われた基調講演では、本学からは湊長博 理事・副学長が「A Breakthrough Human Cancer Therapy」と題し、がん研究に関する20年余にわたる発展について講演しました。続いてHock副学長より、「Antibody Therapy of Alzheimer’s Disease」と題し、アルツハイマー疾患とその予防・対策に関しての最新の研究成果について講演がありました。

1日目午後から2日目午前にかけて、6領域に分かれて分科会を行いました。それぞれの分科会では両大学からの研究者が発表を行い、また研究ラボや博物館等の実地見学等を通して研究者間で知見を共有し、今後の共同研究や学術・学生交流に向けて活発な議論を繰り広げました。

2日目午後には、これらの分科会の内容および今後のさらなる協働にむけた展望が報告されました。新たな協働への期待という余韻を残しつつ、北野正雄 理事・副学長、Hock副学長による挨拶をもって、シンポジウムは閉会しました。

山極総長による開会挨拶

山極総長による開会挨拶

分科会の様子(「霊長類の形態と行動」セッション)

分科会の様子(「霊長類の形態と行動」セッション)

参加者集合写真

参加者集合写真

関連リンク

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