活動紹介・若手研究者レポート
【イベント】第3回 若手研究者の国際研究交流から世界のサイエンス動向を知るセミナー
「医療応用に向けた異種動物由来ヒト化心臓血管組織の開発」
日時:2022年5月19日(木)17:00~18:30
場所:大阪科学技術センタービルまたはZoom による聴講(事前登録制)

 

第 3回 若手研究者の国際研究交流から世界のサイエンス動向を知るセミナー

「医療応用に向けた異種動物由来ヒト化心臓血管組織の開発」

主 催 :  大阪国際サイエンスクラブ

日 時 : 2022年5月19日(木)17:00~18:30 

場 所 :大阪科学技術センタービル6 階601 号室またはZoom による聴講

 

第 3回 若手研究者の国際研究交流から世界のサイエンス動向を知るセミナー
「医療応用に向けた異種動物由来ヒト化心臓血管組織の開発」

京都大学・DAADパートナーシップ・プログラムの2020年度の採択者であるアブラティ・モシャさん(理化学研究所個体パターニング研究チーム 研究員・京都大学大学院医学研究科 博士課程修了) が、【間:AI DA】のゆるやかな間柄パートナーである大阪国際サイエンスクラブが主催する「若手研究者の国際研究交流から世界のサイエンス動向を知るセミナー」に登壇します。(京都DAADプログラム報告書:「医療応用に向けた異種動物由来ヒト化心臓血管組織の開発」)ぜひご参加ください。

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心血管疾患の患者は世界的に増加しており、その治療には人工弁や人工血管等の他、脱細胞化されたヒトの血管や心臓弁が使われていますが、それらは臓器ドナーが必要となるため、入手可能性が限られます。
そこで、ヒトと同程度の大きさの動物から採取した異種心血管系組織を臨床応用することが新たに提案されており、さらに、ヒトiPS 細胞由来血管組織技術から、血管構成の血管内皮細胞や血管平滑筋細胞など、多数のヒト血管細胞をつくることが期待されています。両方法を融合することで、臨床応用に向けた「異種動物由来ヒト化心臓血管組織」の作製が期待されます。
今回のご講演は、生活環境の異なる日本で懸命に環境適応に励みながら京都大学医学部で博士号を取得し、また独ハノーバー医科大学への留学経験もあるアブラティ・モシャさまに、学術的な内容はもとより、国際的な視点から、日本での生活や研究のご苦労も含めてご紹介頂きます。
なお、大阪科学技術センタービル会議室でご講演頂く予定ですが、オンラインでのご聴講も可能としています(新型コロナの感染状況により、オンラインのみの開催となる可能性もあります)。皆様のご参加をお待ちしています。

日時

2022 年 5月 19 日(木)17:00~18:30

場所

大阪科学技術センタービル6 階601 号室またはZoom による聴講

講師

アブラティ・モシャ(理化学研究所個体パターニング研究チーム 研究員)

テーマ

「医療応用に向けた異種動物由来ヒト化心臓血管組織の開発」

詳細・申込方法

https://www.isco.gr.jp/pdf/gyoji-wakatekenkyusya3.pdf

申込方法:上記リンク先の申込書欄に必要事項をご記入の上、e-mail または FAX でお申し込み下さい。

講師の紹介

アブラティ・モシャ(理化学研究所個体パターニング研究チーム 研究員)
出身地:ウイグル自治区ウルムチ市
2015 年 新疆医科大学医学部ウイグル医学科(中国)卒業
2015 年~16 年 ウルムチ市ケラムウイグル医学医院(中国)勤務
2018 年 大阪大学大学院生命機能研究科(研修生)卒業
2022 年 京都大学大学院医学研究科博士課程
(医学専攻<心臓血管外科学分野>)修了

【研究歴】
2018 年~19 年 理化学研究所生命機能科学研究センター
2020 年 奈良先端科学技術大学大学院物質創生化学領域
2020~21 年 独ハノーバー医科大学胸部心臓血管移植外科
2022 年~ 理化学研究所個体パターニング研究チーム(升本研)(現在に至る)

山中伸也教授に憧れ、京都大学医学部に学び、そして日本での臨床医を目指している