ウィーン大学との共同学術交流イベント「KU-UNIVIE Strategic Partnership Event 大学発・未来社会のデザイン」を開催しました。(2025年5月29日・於 京都大学)
京都大学はウィーン大学(University of Vienna)との共催で「KU-UNIVIE Strategic Partnership Event 大学発・未来社会のデザイン」と題して、ウィーン大学との共同学術交流イベントを京都大学にて開催しました。両大学は1993年に大学間学術交流協定を締結し、2019年10月に両学長のリーダーシップのもとで戦略的パートナーシップ協定を締結しました。以後、両大学は、戦略的パートナーとして、分野横断的な研究連携の展開、新しい学術分野での共同研究開拓、若手研究者の派遣の促進などの連携を行っています。
今回、ウィーン大学による大阪・関西万博2025への出展・訪日を契機として、本イベントの開催が実現しました。
万博のメインテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に大学がどのように貢献できるかを考える機会とするとともに、両大学の研究交流をさらに促進することを目指して開催され、両大学の共同研究者を含む45名が参加しました。
当日は、湊長博総長及びウィーン大学のSebastian Schütze学長の挨拶で開幕しました。続く基調講演では、ウィーン大学のBarbara Prainsack教授(Department of Political Science, Faculty of Social Sciences)が、データ連帯をキーワードとして、イノベーションと公共の価値を両立させる倫理的なAIガバナンスについて、また、本学の児玉聡教授(文学研究科)が、科学技術の二面性と倫理の役割について話されました。
最後に、横山美夏理事補(国際交流担当)・欧州拠点所長による閉会の挨拶があり、盛況のうちに本イベントは幕を閉じました。
湊総長とウィーン大学のSchütze学長による開会挨拶の様子
横山 美夏 理事補(国際交流担当)・欧州拠点所長による閉会挨拶及び両大学執行部
集合写真