「ウィーン大学-京都大学 戦略的パートナーシップシンポジウム2024」を開催しました。

「ウィーン大学-京都大学 戦略的パートナーシップシンポジウム2024」を開催しました。(2024年6月18日~19日・於 ウィーン大学)

京都大学はウィーン大学(University of Vienna)との共催で「ウィーン大学-京都大学 戦略的パートナーシップシンポジウム2024」をウィーン大学にて開催しました。両大学は1993年に大学間学術交流協定を締結して以降活発な学術交流を推進し、2019年10月に両学長のリーダーシップのもとで戦略的パートナーシップ協定を締結しました。以後、両大学は、戦略的パートナーとして、分野横断的な研究連携の展開、新しい学術分野での共同研究開拓、若手研究者の派遣の促進などの連携を行っています。

本シンポジウムはGlobal Healthをテーマとして掲げ、Microbiology and Microbe-host Interactions、Social Psychology and Current Research on Japan’s Society and Cultures、Mathematical Biology and Medicineの3つの分科会の下に両大学から研究者が集いました。シンポジウムには、約60名が参加し、その中には、将来の課題解決を担う若手研究者や学生も多数含まれます。

シンポジウム初日は、ウィーン大学のSebastian Schütze学長および湊 長博 総長の挨拶で開幕しました。続く基調講演では、内田 由紀子 人と社会の未来研究院 院長・教授がWell-beingについて、また、ウィーン大学のBernadett Weinzierl教授 (Research Group Aerosol Physics and Environmental Physics) がAtmospheric Aerosolについて話されました。引き続いて、京都大学およびウィーン大学の博士課程学生によるピッチトークが行われ、9名の学生が、自身の研究について3分で発表し、会場からの質問に応える形でディスカッションが行われました。その後に開催された各分科会においては、Microbiology and Microbe-host Interactionsでは緒方 博之 化学研究所 教授および東樹 宏和 生命科学研究科 教授が、Social Psychology and Current Research on Japan’s Society and Culturesにおいては内田 由紀子 人と社会の未来研究院 院長・教授が、Mathematical Biology and Medicineでは李 聖林 高等研究院 教授が研究代表者を務め、若手研究者や学生を含む両大学の参加者が研究発表を行い、今後の共同研究に向けて活発な意見交換が行われました。

シンポジウム2日目の午前中は、1日目の午後に引き続き、各分科会にて研究内容の発表や、今後の共同研究に向けた話し合いが行われました。その後、午後には、各分科会での議論の総括報告が行われました。各分科会から、研究代表者が登壇し、今後の共同研究に向けた展望等を語りました。

最後に、椹木 哲夫 理事・副学長(研究倫理、研究公正、研究規範、国際交流担当)およびウィーン大学の Manuela Baccarini副学長(Research and International Affairs)による閉会の挨拶があり、盛況のうちにシンポジウムは幕を閉じました。

同日、京都大学からの参加者は、シンポジウム終了後、ウィーン大学植物園等を訪問しました。植物園では、世界中から集められた様々な植物の特徴や植物園の歴史についての説明があり、さらに、質疑応答が行われました。

集合写真
 
湊総長とウィーン大学のSchütze学長による開会挨拶の様子
大学執行部と水内龍太駐オーストリア日本国特命全権大使(右から2人目)

 

各分科会での議論の様子

 
椹木理事とウィーン大学のBaccarini副学長による閉会挨拶の様子

ウィーン大学植物園訪問の様子

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