京都大学はボルドー大学 (Université de Bordeaux)との共催で「第4回京都大学-ボルドー大学共催シンポジウム」を開催しました。両大学は、2002年以来の緊密な学術交流を踏まえ、2019年10月に両大学の学長のリーダーシップのもと、研究交流を分野横断的に展開とともに、新たな学術分野での共同研究や人材の流動性の促進を目的に戦略的パートナーシップを締結しました。今回のシンポジウムでは、重点分野であるエネルギー科学、医学、アフリカ地域研究の3分野が共同してフランス・日本・アフリカ間における教育や人材育成の促進について、意見が交換されオンライン同時配信で広く一般公開されました。
本学、ボルドー大学からは総長、教員、事務スタッフの参加者約60名、2日間でのべ200名を超える参加者が出席しました。
シンポジウムはManuel Tunon de Lara ボルドー大学長、湊 長博京都大学総長、在京都 フランス総領事 ジュール・イルマン(Jules Irrmann)氏、フランス国立科学研究センター(
CNRS)理事長 アントワーヌ・プチ(Antoine Petit)氏の挨拶の後、本学とボルドー大学で戦略的パートナーシップ協定ANNEXの署名式を行いました。重田 眞義 アフリカ地域研究資料センター 教授によるシンポジウム趣旨説明の後、国際協力機構(JICA) アフリカ部 増田淳子部長とフランス開発研究所(IRD)Jean Albergel 部長による基調講演に続き、両大学間での共同教育の現状や今後の方針・両国の政府による支援の現状と今後の展望についての討議と日本・フランス・アフリカの3地域での教育・研究連携の促進を目的にした二つのテーマのパネルディスカッションが行われました。
翌日は3つの重点テーマに分かれ分科会を行いました。それぞれの分野の研究発表とともに戦略的パートナーシップのもとで今後行っていく研究交流について、積極的な意見交換が行われました。
各分科会の代表者が議論の内容と戦略的パートナー校となったことによる今後の協働にむけた展望を報告しました。最後に河野泰之副学長による閉会の挨拶をもって、シンポジウムは閉会しました。
戦略的パートナーシップ協定ANNEXの署名式の様子
両大学総長・副学長・関係研究者、発表者の皆様による記念撮影
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