第23回全学教育シンポジウムにて縄田所長が発表を行いました

この度、「2040年に向けた京都大学の教育のグランドデザイン」と題した第23回全学教育シンポジウムが2019年9月20日に京都大学桂キャンパスにて開催されました。本シンポジウムは、中央教育審議会がとりまとめた答申における提言を吟味しつつ、本学で自主的・自発的に進めるべき教育改革・改善の取組の方向性や目的等について考えるべく企画されました。

 

「京大の教育の国際化を巡る現状と今後の課題」というテーマのもと、先ず河野泰之国際戦略担当副学長・国際戦略本部長・東南アジア地域研究研究所教授が登壇しました。本学における外国人留学生や研究者、外国語による授業科目は増えている一方で、海外の大学との協定に基づく学生派遣数は減っているという近年の実績が紹介されました。引き続き、縄田栄治ASEAN拠点長・農学研究科教授から、本学でも海外への派遣学生数が多い農学部での先進的な取組が紹介されました。国際コースや共同学位プログラムを設置した事例を元に、具体的な課題を挙げ、専任教職員の配置等の重要性が説かれました。また、ASEAN拠点での活動を踏まえ、今後さらに効率的なリクルート活動を期待する、としめくくりました。最後に、ASEAN地域で活動している京都iUP(留学生向けの教育プログラム)担当の長谷部伸治高等教育院副院長・同特定教授より、iUPの活動概要の説明があり、日本人学生と留学生が交流する機会を増やすべきだという発言がありました。

 

会場には、山極壽一総長をはじめ、本学の幹部や多数部局の教職員が約200人集まりました。今後も京都大学ASEAN拠点は、同地域での国際教育活動を支援していきます。

 

 

 

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