25回目となる日独ジョイントレクチャーがハイデルベルクで開催されました。当日は、京都大学人と社会の未来研究院の早川小百合特定助教が、「20世紀初頭におけるシャルル=エドゥアール・ジャンヌレの都市形態論から”urbanisme”概念の誕生と展開へ:フランス語圏・ドイツ語圏・日本における知的・文化的往還」と題して、講演を行いました。本講演では、モダニズムの巨匠シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(後のル・コルビュジエ)の初期の研究に新しい視座をもたらすものでした。ジャンヌレの都市思想に内在する有機的かつ地域主義的なルーツを解明し、美術・思想史を深く掘り下げつつ、現代の都市にとってそれらの方法論がどのような意義を持つか浮き彫りにするものでした。
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| 京都大学欧州拠点の挨拶 | 早川 小百合特定助教の講演 |
コメント
ハイデルベルク大学欧州美術史研究所(Institute for European Art History)のブリギッテ・ゼルヒ(Brigitte Sölch)教授は、ジャンヌレの初期作品の重要性について洞察に富んだコメントを寄せました。同教授は、都市主義の世界的普及を形作った知的・文化的交流を明らかにした早川助教の分析を評価した上で、現代都市理論を洗練させ、現代都市の複雑で多面的な構造への理解を深めるために、これらの方法論を検討することの価値を強調されました。
レクチャーの後、ジャンヌレの初期思想が現代都市計画に与える示唆、ならびに日本とヨーロッパの都市景観の相違点と共通点について活発に質疑応答が行われました。さらに、こうした都市景観が経済的要因や社会的ニーズ、伝統、進化するライフスタイルをいかに反映し、またそれらによって形作られるかについても言及されました。
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