京都大学欧州拠点メールニュース No.81 「2021年のSeason’s Greetingを作成しました」


欧州拠点が季節のご挨拶代わりに毎年作成しているSeason’s Greetingニュースレターの
2021年版が完成しました。
クリスマスカードや年賀状のタイミングを拠点の情報発信の機会にしよう、と数年前
から続けているもので欧州拠点の1年間の活動のダイジェスト版となっています。
今回は新年号として欧州の協定校や関係機関に送付されます(後日、欧州拠点サイトに掲載予定)

コロナ禍以前は拠点の1年間の活動を振り返りながら訪問先をニュースレターの地図に打ち込み、
記録としていたのですが前回に続いて今回も欧州の地図に新しいドットをつけられなかったのは残念でした。
2022年に欧州への渡航がどの程度、自由に行えるかは依然として不透明ですが、せめて年度内には
対面でのやりとりが再開し、欧州の新しい地図が広げられるよう心から願っています。

「ハイデルベルクに戻ってまずどこに行こうか?」そんな未来を思いながら2022年はスタートしました。
皆さんが欧州で今、一番やりたいことは何でしょうか。行きたいところはどこでしょうか。
欧州拠点は皆さんのそのような思いを少しでもサポートできるよう、今年も真摯に活動をして参ります。

本年もご支援、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

今月の目次

1. 欧州拠点Now!
2. 国際共同研究のための資金公募情報
3. 若手研究者のための情報
4. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報
5. 欧州関連のイベント情報
6. その他の情報

1. 欧州拠点Now!

「その時、太陽がNeuenheimer Feldのキャンパスを明るく照らしていた」。

2022年1月24日付の南ドイツ新聞の記事の冒頭です。
既にご存知の方も多いと思いますが、同日の昼間にハイデルベルク大学理系キャンパスの講義室で
発砲があり、4名の学生が撃たれ、23歳の女子学生がその後、亡くなるという痛ましい事件が発生
しました(3名は軽傷)。犯人は同大学の18歳の男子学生で逃走後、自ら命を絶っています(動機
などは警察が捜査中)。

幸い、本学学生や関係者に直接の被害はありませんでしたが、ハイデルベルクのような落ち着いた
大学都市でこのようなことが起こったことに大きなショックを受けているであろうことは想像に
難くありません。
大学では専門のカウンセラーなどを配置し、そのケアに当たっているようです。

「このような事件はどこででも起こり得る」という声も聞かれ、大学はその対応を迫られるかも
しれません。それと同時に、ハイデルベルクを管轄する州の学術担当大臣は「大学は開かれた場で
あり、今後もそうあり続けなければならない」と強調していました。
欧州拠点としてもその動向を注意深く見守っていきたいと思います。

最後に、未来を生きる道を閉ざされてしまった若い命に深く哀悼の意を捧げます。

2. 国際共同研究のための資金公募情報

海外のファンド情報をお探しの方はこちら↓
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/support/minkan/kaigaisearch/

■ Earthshot Prize(NEW)
・締  切:2022年2月25日(金)(学内締切、学内推薦要)
・対象分野:【アースショットゴール】
   (1)ゴミの出ない世界を作る
   (2)大切な大気を浄化する
   (3)気候変動を修復する
   (4)自然を保護し回復する
   (5)海をよみがえらせる
・採択件数:各カテゴリーから1件ずつ(本学からの推薦件数に上限はなし)
・賞  金:3,000万円以上
・概  要:https://earthshotprize.org/ja/ 
(学内情報)学内限定

■ Nature Awards Science in Shorts
・締  切:2022年2月28日(月)
・応募資格:2020年11月1日から2021年11月1日までの間にネイチャー・ポートフォリオの
ジャーナルに出版された論文著者であれば、筆頭著者や責任著者であるかに関わらず、
どなたでも自由に応募することができます。応募資格の対象となるネイチャー・ポートフォリオの
ジャーナルの全リストについては、こちらのリストをご覧ください。
・賞  金:5,000ユーロ
・結果公表:2022年7月
・受 賞 数:10作品
・概  要:Nature Awardsが開始した科学への認識を高めることを目的とした新しいコンペティション。
ネイチャー・ポートフォリオの論文著者が自身の研究を短い独創的な動画(1分間)で表現し、
研究内容を多くの人に知って頂くことを目的としている。
Science in Shortsは、Nature Awardsとシュプリンガー・ネイチャーがメルク社と共同で
新たに実施するコンペティションになる。
・詳  細:https://www.nature.com/collections/haifdbjach
プレスリリース (日本語):https://go.nature.com/3nkRDRE  
(英 語):https://bit.ly/3CsfG5h

■ スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)フェローシップ:EPFLeaders4Impact (NEW)
・募集期間:Call 1: 2021年11月1日〜2022年1月31日(中央欧州時間17:00 )
Call 2: 2022年2月1日〜3月2日(中央欧州時間17:00 )
・募集分野:EPFLがカバーする研究分野全て
・対  象:Experienced researchers (博士課程学生または4年間のフルタイムの研究経験)
・助成期間:12、18、24または36ヶ月
・概  要:EPFLが創設したポスドク向けの新しいフェローシッププログラム
・詳  細:こちら

■ JSPS日独共同大学院プログラム
・締  切:2022年11月1日(火)
・募集分野:全分野
・助成期間:最長5年
・助成金額:1,500万円以内/会計年度
・概  要:こちら

■ 在日フランス大使館ポスドク・研究者向け研究滞在給費(SSHN)
・締  切:随時受付、随時審査
・申請資格:博士号を持つ若手及び中堅以上の研究者
・募集分野:全分野
・助成期間:15 日から最長 2 カ月(6 カ月まで調整可能)
・助成金額:滞在費と日仏間の往復航空費
・概  要:こちら

3. 若手研究者のための情報                          

■ 第3回 DNA for ECR(Doitsu-Nihon Academy for ECR: 若手研究者向けオンライン研修)
好評のDNA for ECRs (Doitsu-Nihon Academy for ECRs: 若手研究者向け研修)を、今回は対象を
学部生に広げて開催します。
テーマは、”Effective Communication and Conflict Solving inDiverse Teams”。
多様な背景を持つ人たちと、共同で作業を行う際に効果的なコミュニケーションスキルと問題が生じた時の
解決方法を学びます。アカデミアはもちろん、あらゆるキャリア・ディベロップメントにおいて役に立つ内容です。

京都大学・欧州拠点がDAAD(ドイツ学術交流会)と連携し、ドイツの学生も参加して行われるため
国際的なネットワーキング構築の場にもなっています。みなさん、奮ってご参加ください。

・日 時:2022年2月26日(土)16:00~20:00(2月25日(金)20:00~21:00に顔合わせのオンライン
     ミーティング有り)(いずれも日本時間)
・締 切:2022年2月4日(金)17:00(日本時間)
・テーマ:・Effective Communication and Conflict Solving in Diverse Teams
・開催方式:オンライン
・使用言語:英語
・定 員:6名(うち3名は女性優先)
※本イベントは、研究活動におけるジェンダー平等を通じて、より持続的かつ包括的な社会の実現を
  目指して、研究者を目指す女学生を支援するために女性優先枠を設けています。
・対 象:京都大学の学部生、大学院生(修士課程、博士課程)
・詳 細:こちら

■ KU Leuven Research Internships
世界でトップレベルのベルギーのKU Leuvenが、本学を含むGlobal Exchange Partner を対象
に研究インターンシップを公募しています。あらゆる研究分野で約70のポジション(今後、
増えていく予定)が提供されていますので、関心のある方はぜひ、同大学のウェブサイトを
ご覧ください。

詳細:こちら

■第6回 若者文化シンポジウム 「現代文化にみる東西の交流」

山岡記念財団が、若者文化シンポジウムを開催いたします。第6回を迎える今回は、「現代文化にみる
東西の交流」と題し、4名の研究者が助成研究の報告を行います。シンポジウム会場であるゲーテ・
インスティトゥートでの現地参加、またはオンラインでの参加が可能です。ぜひご参加ください。

・日 時:2022 年 2 月 16 日(水)16:00~19:30
・場 所:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 オンライン(ZOOM)同時開催
・定 員:会場60名/オンライン500名
・参加費:無料
・使用言語:日本語/ドイツ語(同時通訳付き)
・概 要:テーマ「現代文化にみる東西の交流」
・詳 細:こちら
・申込方法:上記リンク先の「イベントお申込みフォーム」からお申し込み下さい。

4. 短期留学プログラム(語学研修・異文化交流)の公募情報

■ ボルドー大学オンラインサマースクール
・開催期間:2022年5月2日(月)〜6日(金)
・プログラム:African cities in 2030 – multidisciplinary research
 to meet health, demographic, economic and political challenges
・締 切:2022年3月23日(水)
・受講費: 300 ユーロ
  (※受講費の減額を受けられる可能性がありますので、興味のある方は、本メールニュースの
    末尾にある欧州拠点の連絡先にまずはお問合せください。)
・詳 細:こちら

■チューリヒ大学サマースクール(オンライン)
・開催期間:2022年7月3日(日)〜22日(金)
・プログラム:
①Deep Dive into Blockchain – Linking Economics, Technology and Law
②Finance for the Future: Investments, Sustainable Finance and FinTech
③What Defines a Country’s Success? Switzerland’s Experience in Comparison
・締 切:2022年4月25日(月)
・受講費:1,500スイスフラン(受講料半額免除枠有り(5名分)、先着順)
・詳 細:こちら

■アーヘン工科大学オンラインサマースクール
・開催期間:2022年7月4日(月)〜22日(金)
・プログラム:Sustainable Supply Chain Management in Industry 4.0
・締 切:2022年6月15日(水)
・受講費:1,194ユーロ
・詳 細:こちら

その他、学内限定のKULASISページにも短期プログラム情報が掲載されています。
https://www.k.kyoto-u.ac.jp/internal/information_detail?no=4049(学内限定)

5. 欧州関連のイベント情報 

■ 大和日英基金セミナー「Reaching Net-Zero Emissions with Ocean Renewable Energies,
and Japan’s ocean wave energy potential and stability」

英国と日本の相互理解の促進を目的として設立された大和日英基金が主催するセミナーの
講師にとして現在、英国に滞在中の本学白眉研究者であるDr. Bahareh Kamranzad氏が登壇
します。
同基金では、英国滞在中の本学教員・研究者に対しても研究発表の機会を定期的に提供して
頂いております。英国へ滞在を予定される方で、セミナー等で発表や交流に関心がある方は
拠点までご連絡下さい(info_eu@oc.kyoto-u.ac.jp)。

日時:2022年2月17日(木)
詳細:こちら

6.  その他の情報

■ 新型コロナウイルス感染症への対応について
日本学生支援機構(JASSO)が新型コロナウイルスの対応に関する情報を随時、更新しています
https://ryugaku.jasso.go.jp/link/link_safety/)。

■ 海外留学支援サイト
・運  営:日本学生支援機構(JASSO)
・詳  細:https://ryugaku.jasso.go.jp/

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京都大学欧州拠点
拠点所長:横山 美夏
スタッフ@ハイデルベルク:ベアンド・キルヒナ
スタッフ@京都:神野 智世子、園部 太郎、坂本 翼、鮎川 慧

Address:Augustinergasse 2, 69117 Heidelberg
Tel:(+49) (0)6221 54 30034
Email:info_eu@oc.kyoto-u.ac.jp
[WEB] https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/
[Facebook] https://www.facebook.com/kuec.heidelberg/
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バックナンバーはこちら:https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/overseas-centers/eu/mailnews/

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