「HeKKSaGOn学長会議」が開催されました(9/12-13・ハイデルベルク)


2019年9月12日、13日の2日間にわたり、日独6大学アライアンスHeKKSaGOnの第7回学長会議がハイデルベルク大学で開催されました。HeKKSaGOnは、昨年大阪大学で開催された学長会議で第一フェーズを終え、今回からいよいよ第二フェーズの始まりです。第二フェーズは、記念すべき初回と同様、ハイデルベルク大学での幕開けとなりました。日本側3大学、ドイツ側3大学の計6大学から、学長・副学長をはじめ、研究者や学生、職員、総勢200名以上が、ここハイデルベルクに集いました。HeKKSaGOnの日本側窓口でもある欧州拠点は、コーディネーター会議、副学長会議から学長会議に至るまで、準備に携わり、窓口としてその確かな役割を担ってきました。

 

本会議では、その名のとおり学長が集う「非公開」の会議が行われたほか、研究者が専門分野毎に集う8つのWG(ワーキンググループ)、学生によるWS(ワークショップ)が並行して実施されました。研究者によるWGでは、自然科学から人文科学に至る幅広い専門分野の研究者が、研究発表を通じて活発に議論を行いました。他方、学生によるWSでは、国連の持続可能な開発目標SDGsの17の目標から関心のあるものを選び、それに関してアイデアを出し合ったり、HeKKSaGOnに求めることについて議論したり、学生ならではの視点で意見を交わすとともに、交流を深めていました。

 

最終セッションでは、学生WSによる成果発表後、各WGの研究者が登壇し、学長・副学長に向け、これまでの成果と今後の展望を語りました。学長・副学長からも様々な質問があり、今後への期待を窺うことのできる締めくくりとなりました。そして最後に、各大学の学長を代表して、ハイデルベルク大学のBernhard Eitel学長が登壇し、非公開の学長会議で合意に達したJoint Statement を発表し、6大学の学長による合同署名がなされました。Joint Statementには、第二フェーズからの新しい試みとして、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を意識して活動をしていくことが書かれています。各WGは、今回の学長会議を経て示された4つの大きな研究テーマPriority Areaを軸に、それらを横断し、社会との関係性を意識し、そして若手研究者や学生の関与を深めつつ、研究を推進していくことになります。

 

次回の学長会議は、2021年に東北大学で開催されます。欧州拠点は第二フェ-ズにおいても、日本とドイツを繋ぐ、架け橋となる使命をしっかりと果たしていきたいと思います。

 

 

第7回HeKKSaGOn学長会議参加者の集合写真(大学広場にて)

 

Joint Statement への合同署名を終えた日独6大学の学長・副学

 

学長会議後、ハイデルベルクの名所である哲学者の道にて

 

 


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